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「ラクをしないと成果は出ない」

という本を読んでいます。
いや、別に、そういうズルい本ではありません(笑)

ただ、人間の技術や文明の進歩は、基本的に「ラクをしたい」という発想から生れているはずです。わざわざ会いに行かなくても遠くの相手と話がしたい…という発想で電話が出来たのですよね? 同じことです。

勉強も同じ。
なるべく効率的にやろう、同じことを繰り返さないようにしよう、そう思うから勉強にも工夫が出てくるはずなのですが、どうも最近の子はこういう「知恵」(悪知恵!?)の働く子が少ないように思います。真面目は真面目。でも、クソ真面目で、要は要領が悪い。要領が悪い子ってのは、工夫が無い子なんです。これは気づかねばならないことです。工夫をしようという気持ちは大事です。

そういう意味で、この本は実にアイデア満載の良書だと思います。

例えば、

「自分に出来ないことをしている人を素朴に尊敬する」
「若いうちはテーマなしで1日1冊、40代は1日5冊」
「自爆しない」
「やりたいことを周囲に話しておく」
「なるほどと思ったことは24時間以内にやるメドをつけておく」
「大切な人は命がけで守る」

なるほどなー。
100の教えが書いてあるのですが、どれもこれも「なるほど」と納得がいくもの。自分やりたいことを実現するにはどうするかということを真剣に考えさせられます。

よく、「やりたいことがみつからない」という人がいますが、実に滑稽に思います。それは、見つからないのではなく、見つけに行っていないのですよ。動いていないし、努力が足りないのです。必ず、どこかでフットワークが軽くなかったり、先輩の言うことをバカにしていたり、面倒くさがっていたり…

それも無いのにやりたいことが見つからない人は、よほどでしょう。必ず自分に原因があるはずです。
親御さんも、お子さんにそういうところ、つまり「こうするものだよ」という「人としての生き方」を説いて欲しいものです。

本を数多く読むこと。しかも乱読。徹底的に読むこと。
そしてフットワーク軽く、いろいろなことにチャレンジすること。
これが大事です。

私はやりたいことがありすぎて、体がいくつあっても足りません。また年齢的に体力がついていきません。それが歯がゆい! それくらいアイデアが山ほど。ゆえに毎日飽きません。楽しくて仕方ない…

そういう子を育てることが、最終的に親御さんにとっても安心・楽チンであることに気付いていただきたいと思います(笑)