今年の夏合宿も無事終了しました。
天候不順が懸念されましたが、往復ともまずまずの天候に恵まれ、特に帰京する日は首都圏を台風が直撃する予報が出ていたものの、上手く東にそれてくれて、お陰で帰りは晴天に恵まれました。

初日の高速道路も渋滞はほとんど無し。昨年は日程が悪かったせいか、関越の練馬インターまで2時間もかかり、その後渋滞に巻き込まれ、大変な思いをしながら行くことになりましたが、今年は昼には浅間園に到着。食事と火山博物館を見学後、予定通り志賀高原へ到着出来ました。勉強も順調にスタート。残念ながら、一人だけ体調を崩して、翌日帰京せねばならない子が出ましたが、大事にならないうちに本人も判断出来た様で、お迎えに来たお父様は大変でしたが、大事に至らずに済んだのは、生徒本人も良い判断をしたのだと考えています。

2日目の天候は雨。本来ハイキングに出かける予定でしたが、横手山の山頂は完全に雲がかかり、行っても何も見えないどころか、ずぶ濡れになって帰ってくることが予想されましたので、残念ながら中止。1コマ目、小学生は用意していった理科実験をやったり、中学生はモチベーションアップのDVDを見たり… 2コマ目は、さすがに疲れているのでお昼寝タイムになりました。もっとも、生徒達は部屋でガールズトークをしていたそうですが(笑)

さすがにイベント無しでは可哀想なので、その夜は、翌晩に予定していた「蛍鑑賞」のため、30分程度のお散歩に。日本で最高所に生息する蛍だそうで、天然記念物に指定されたとか。目の前で数多くの飛び交うホタルを見て、生徒達は歓声を上げていました。「初めてホタルを見た!」という生徒も数名!さすが東京っ子!と思いましたが(笑)、良い経験が出来たと思います。

3日目、朝から雨。台風接近の影響でしょうか。朝からずっと勉強ですが、昼頃、私の教え子で、長期に渡りスタッフとして働いてくれていたMクンがわざわざ陣中見舞いに来てくれました。恐らくそのままゴールインしてくれるであろう素敵な女性を伴っていたので、紹介も兼ねてなのでしょうが、こういう交流が本当に「教育」の仕事に携わる者の最大の喜びですね。いつかこの業界にも復帰するという夢を持っているMクンなので、微力ながら応援をして行きたいと思っています。ちなみに、現在当塾の講師として頑張っている「響」講師は、Mクンの教え子です(笑)

さて、この日の午後。晴れ間が見えてきました。Mクン達に教えてもらい、急いで目の前のリフトに乗車。急遽前山山頂までお出かけしてきました。昨日の横手山ハイキングの中止はかなり生徒たちをガッカリさせたようでしたので、せっかくなので…と、1時間程度中抜けをして、志賀高原の自然をちょっとだけ感じるハイキングに出ました。

なかなかスリリングなリフトなので(笑)、高所恐怖症の生徒達はキャーキャー言いながら楽しそう。山頂からは、遠く長野方面が既に晴天になっており、雲海が見える状況。「雲海」も初めて見た子が多く、驚きの表情でした。山頂からすぐの「渋池」まで歩き、浮島や自生する食虫植物を観察。特に小学生たちは社会科で勉強した「針葉樹林」「広葉樹林」の違いや、「落葉広葉樹」「常緑広葉樹」の違いなどを、現物を見ながら、自然の中で学習できたのは大きな成果だったのではないでしょうか。こういうフィールドワークもいいですね。

4日目。朝ニュースを見て驚きました。静岡で震度6弱。
実は吉田の両親は伊豆に。前日夜には千葉でも震度4があったばかりでしたから、慌てて伊豆に電話をしました。立っていられないほどの地震だったそうで、食器戸棚のガラスが全て割れたそうです。ただ、時間が早かったので、大きな被害は無く、両親とミニチュアダックスの「福」ちゃんは無事。怪我もなかったそうでホッとしました。

朝9時から、閉会というか、総括というか。各スタッフがスピーチをして、最後に私がこの合宿の意義と、生徒たちに何を感じて欲しいのかをお話しました。話し出すと長い私ですが、生徒達はしっかり聞いてくれた気がします。その直後、合宿で何を感じたかを作文。スタッフが驚くほどの勢いで文章を書き始める生徒。一応その場では読まないで回収しました。

その後は、恒例の「スライド上映」

最後に、この4日間で撮りためてきた写真を編集し、音楽にあわせて上映しました。これは一番効果があるんですね。自分たちが頑張っていた姿を改めて写真で見る。そして、その頑張りを忘れないこと。涙する子もいたりします。今年もなかなか感動的なフィナーレになりました。

帰路、台風の影響も考慮し、予定通り小諸に立ち寄り、懐古園で昼食。お弁当を持参していたので、園内で食べ、島崎藤村の記念館などを見学。これまた高速の渋滞がゼロで、5時には到着というスムーズさでした。

さて。
生徒と別れ、後片付けをして、スタッフは近くのデニーズでお茶。お疲れ様と、生徒達の作文を皆で読みました。

涙が出るようなことを書いてくれている子が多く、「ああ、やってよかったな…」と正直思いました。分かっていないのかな? 楽しいだけなのかな? と思っていた子も、ちゃんとわかっていてくれたり、自分のテーマが理解出来てきたり、今後の目標を考えてくれたり。

その中でも、「頑張る」という、一番基本的なことを理解してくれた子が多かったのが嬉しいことでした。

「こんなに頑張ったことは無かった」
「こんなにやれるとは思わなかった」

そして、何より、
「お父さん、お母さんが言っていたのは、これだったのか! と分かりました」

お父さんお母さん、泣いてしまうんじゃないでしょうか?(笑)

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
とは、山本五十六の名言(元は上杉鷹山)ですが、まさに、「言う」が先に出ず、「やってみせ」が最初なのですね。つまり、大人が動かずに、子どもに「やれ」と言っても伝わりませんし、子どもはやりません。この合宿は、率先して大人が子どもの勉強に「つきあってあげる」 一人で頑張らせるのではなくて、「一緒に付き合ってあげるから、頑張ってみなさい」という企画です。

やってみて、初めて分かる大変さ。
そして、初めて理解したご両親の言葉。 
きっと、大きく変化してくれるんだと思います。小学生のうちから、こんな経験をしておくと、大きくなっても「頑張っ」てくれる子になると思います。

今年も一応成功だと思って帰ってきました。
作文や写真などを入れたご報告はまた後ほど通信などで!