昨日の推薦縮小の話題でふと思い出しました。
 東京は今年度から、都内生の併願推薦を禁止しています。つまり、推薦=単願ということになりますので、注意が必要です。1月中に推薦試験を受けることが出来るのは、純粋にその学校を第一志望とする生徒だけです。

 今までも禁止ではあったのですが、何となく暗黙の了解で併願推薦を受け付ける学校がありました。しかし、とある中学校が原因となり、これが問題化。結局今年度から全て禁止となったのです。

 「まったく余計なことをしてくれて」と思う反面、ある意味正しい選択であると思います。推薦本来の形に戻ったということです。併願推薦って、ねぇ?(笑)

 ところが、受験生からすれば、受験機会を狭められたということにほかなりません。1月中に併願推薦試験で実力相応の学校を押さえることが出来れば、2/10の一般試験で上位校にチャレンジするという選択もあったのですが、今後はこれが出来ません。都立であろうと私立であろうと、他の学校を受験するとなると「併願」ですから、2/10の一般入試を受けることになります。各学校では「第一志望優遇」などという形で受験生に便宜を図っているようではありますが、チャレンジは出来ない制度ということも言えます。

 これで世の大人は「チャレンジする若者がいない」「今の若者には向上心が無い」などと嘆くのですから困ったものです。チャレンジ出来ない、またチャレンジを奨励しない教育システムで育っている子どもが、どうしてチャレンジ精神など育みことがあるでしょうか?

 塾がこれを「受験生不利」と言わないのもおかしな話ですし、突然の制度変更にも戸惑いがあるのは事実。中学校の先生も併願推薦があるものと思って受験を進めてくる可能性もなきにしもあらずです。

 一度入試制度も整理して整備する必要があるのかもしれませんね。