「レシートをまさか捨てていないでしょうね?」

ある方から言われました。

「は?」

要はですね、レシートを捨てている人が万引きを疑われた時に、違うことを証明することは出来ないのだそうです。だから、少なくともその場でレシートを捨てて店を出る人間は「防衛能力に問題がある人」なんだそうです。

はぁ、なるほどね…

水と安全はタダだと思っている日本人。
それは大間違いで、基本的に自分は自分で守るというのが当たり前。欧米に限らず外国人が妙に個人主義で、ある意味自立している感じがするのはそういう基本姿勢が違うからなのだそうで、子どもの頃から「自己防衛」を学んでいる子どもは「きちんとしている」のだとか。

「誰かが守ってくれる」
「世の中がおかしいんじゃないか?」

などと、寝ぼけたことを言っているのは、相当他力本願なのだと言われました。

で、これは学力も同じこと。

学校が悪い、塾が悪い、世の中が悪い、文部科学省が悪い…
そんなことを言っていても、決して自分は良くなりません。
ましてや、他人が自分のために何かをしてくれるなんてありません。
しかも「タダで」なんて無理です。
塾ですら「有料」ですから(笑)

学力も自己防衛が大切で、あくまで自分ごとと子どもにとらえさせなければいけません。学校も文部科学省も、政府も何もしてくれません。お子さんの学力は自分たちで守る。誰かのせいにしても責任は取ってくれません。

防衛感覚のすぐれた人間になりたいものですね。