「何のために勉強するの?」

と聞かれたら何て答えますか?
実は、ご家庭の教育では、こういう「基本コンセプト」、言い方を変えれば「人生哲学」とでも言いましょうか、そんなものをしっかりとお子さんに教えてあげてほしいのです。これは各ご家庭で方針が異なるものですから、原則的には塾や学校で教えるものではありません。

つい、「家庭教育」というと、宿題をやらせるとか、お母さんが勉強を面倒見るとか、そう受け取られがちですし、そう勘違いしているご家庭もかなりあると思うのですが、実は、そこは学校や塾の役目。むしろ学習内容にご両親が絡んできてしまうと、よろしくない結果が出ることが多々あります。

どうしても「わが子の欲目」というか、血が繋がっているがゆえに「どうしてこんなことが出来ないんだ!」「オレだってこのくらいは出来た!」「そんなこというなら、やめちまえ!」的な発言が出てしまいます。売り言葉に買い言葉、そうなったら子どもも動くわけも無く、また自信を相当失います。正直、指導している側としては、なんでそんな「余計なこと」(笑)をしてくれるんだ!と思うこともあります。

どうして勉強が必要なのか。
どうして進学する必要があるのか。
そして、オマエにどうなってほしいのか。
オマエにどういう教育を与えてあげたいのか。
それが親の愛情であるとちゃんと分かるように伝えることが重要です。

お仕事でも「プレゼン」の大切さが身に染みてわかっているはずのご両親なのに、お子さんへ自分たちの思いをちゃんと伝えることが出来ている方は非常に少ないのが現実です。こんな一介の塾屋のオヤジにですら、「ウチの両親は私のことが何も分かっていない…」などと愚痴る生徒も多いもの。結構、ご両親の発言の真意を解釈して伝えてあげることがありますよ。でも、「たぶんご両親はこういう意味で、こういうことを言いたくて言ってるんだよ」と教えてあげると、結構「そっか…」と分かってくれます。

なぜ勉強するのか。

非常なる説得力を持ってコレに答えられるよう、ご両親も是非考えてみてほしいと思います。