上野桜木の教室での合宿は4回目。千葉の時代から数えるともう9回目の合宿となりました。

 昨年の単独開催に引き続き桜学舎主催で行う合宿に、今年は東京私塾協同組合の理事・学習プラザとトリオ☆ゼミナールが参加して下さいました。団体全体では59名の参加者があり、規模もかなり大きくなってきました。桜学舎からは全体の生徒数の約1/3の参加があり、ようやく「合宿」が教室内でも認知されてきたのではないかと思います。

 私は合宿開催の意味を様々な場面で語りますが、とにかく全ては「頑張ることの意義」を伝えたい、それだけであると思っています。何となく「頑張る」ことが「ダサい」ことであるかのように思われる風潮がはびこる昨今、その風潮に流されることなく、真摯に様々な場面で「頑張っている」子が成功している事実を、私達はこの教室の現場や卒業生の動向からダイレクトに知ることが出来ています。
 「時代が変わっても、頑張っている子が強い」

 これが偽らざる実感。では、頑張る経験を我々大人は子どもにさせてきたでしょうか。少なくとも「ゆとり教育」だ何だと言ってきたこの何年かは、以前に比べてそのハードルが非常に低く設定されていたのは間違いないでしょう。

 昨今の生徒を見ていて、講師たちと心から嘆くことがあります。それは、大変下賎な表現ですが、「ヘタレ」であること。ちょっと宿題を出すと、
 「ボク、そんなに出来ないよ… 無理だよぉ…」
 「そんなに頑張れないよぉ…」
なんて平気な顔して言います。特に男子。男子の方が「ヘタレ」であることがとても多い… かつてこんなストレートに泣き言を言う生徒はいませんでしたが、今の子は平気で言っちゃうんですね。

 で、その子の嘆きを「ダメっ!」と一蹴し、無理やりでもやらせれば、結構出来てしまうのですから、やはり「頑張った」経験が無いのだと思うのです。
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「さくらのまなびやNeo」
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