かつて、
 「そんなにやらせても意味はないと思います」
 「勉強というものは効率が重要で、長時間勉強することには意義を感じません」
 「無駄な努力をさせる必要があるんでしょうか」
と、合宿の意義を問われたこともあります。そういう風に考える人もいるのだなぁ…と受け止めていましたが、しかし、合宿に参加しなかったその子が、結果的には最後の最後で失速し、踏ん張りが利かなかったのも事実。意外に「根性論」は必要ですし、「精神論」も必要なのだと痛感した出来事でした。直前期になれば、否が応でも長時間勉強せねばならなくなりますし、本人も焦っていますから長時間やりたくなります。しかし、その体力と経験が無い子は、どうしても途中で失速するのです。

 人間は「記憶で生きる動物」です。「あの時頑張れた」という記憶があるだけで勇気が湧きますし、実際頑張れたりするのです。その「頑張った」経験を、学校生活に影響の少ない夏期休業中に与えたいというのが合宿の趣旨です。
 そもそもこの合宿の発端は生徒でした。生徒がお盆休み中に家で勉強できないから、朝から晩まで塾をあけてくれと言い出したのが発端です。我々が提案したのではなく、生徒の要望から生まれた合宿なのです。大人が思うほど生徒は勉強が嫌いではなく、大人が思う以上に生徒は勉強を欲しています。実は勉強を抑制しているのは大人なのかもしれません。

 昨年は単独開催で福島県・猪苗代湖畔で開催しました。施設は豊島区が建てた保養所を民間が運営するところ。よって素晴らしい設備でした。ホスピタリティや環境はもちろんですが、とにかく設備が素晴らしかった。そこに惚れ込んでの猪苗代でした。学習に使えるスポットも多く、野口英世生誕地や猪苗代湖、会津磐梯山、会津若松など、様々な展開が考えられると思い、体験学習にももってこいだと感じていましたので、しばらくは通い続けるつもりでした。

 震災と原発の影響は思った以上に過酷。大人の旅行ならともかく、子どもを連れて行くには厳しい状況であることは明白でした。特に福島・郡山は放射線レベルの高い地域。やはり連れて行くには憚られる土地でした。
 GWに下見に行って決めたのが岩原。スタッフの平原と嶋田も同行し、我々とスタッフどちらも意見が一致したのが今回の場所でした。支配人のあたたかい心遣いと自由度。明るさと和やかな雰囲気。きっといい合宿になると思い決めた場所です。
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「さくらのまなびやNeo」
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