中高の名門・東京女学館が、来春から大学の募集を停止すると発表しました。つまり、東京女学館大学は閉校へ! いよいよ大学淘汰時代がやってきたように思われます。

しかし、実際多くを報じられていないだけで、現実問題、2007年の東和大学をはじめ、2009年には映画専門大学院大学、日本伝統医療科学大学院大学、2010年にはLCA大学院大学神戸ファッション造形大学、聖トマス大学、愛知新城大谷大学、三重中京大学、2011年には福岡医療福祉大学がそれぞれ募集停止をしているのです。また、廃校・閉校とならずとも、合併や統合も進められ、ここ10年内では30近い大学が統合され消えていきました。

記憶に新しいところでは、共立薬科大学が慶應義塾大学薬学部に統合されたこと。(2008年)大学の名前自体やキャンパス、運営法人が消えてしまうのは何ともさみしいものですし、問題も山積します。

東京女学館大学も、保護者からの批判や経営陣に対する厳しい目が向けられているようですが、ここでは「良い悪い」の判断はつけられません。しかし、実際問題、こうやって大学が消えていく時代になったということは認識を新たにせねばならないでしょう。

学校側の説明によると、閉校の理由は「赤字」 今春も定員の6割ほどしか入学者が無く、慢性的な赤字に悩まされていたのだとか。

近年、生徒が集まらずジリ貧になってくる大学の特徴は、(1)郊外の不便なキャンパス (2)偏差値が高くない (3)実学ではない学部が中心 であることではないでしょうか。

東洋大学や法政大学・青山学院大学は都心の校地を積極的に求め、郊外のキャンパスを廃止しつつあり、偏差値も上がってきています。

今回のケースは、「南町田」というローカルな場所に位置する大学の苦戦、しかも偏差値的にはさほどでないお嬢様大学というところが原因なのかもしれません。

全国に、定員を満たしていない大学は山ほどあります。いや、むしろ満たしている大学の方が少ないのではないかと思われます。私の知る限りでは、2割というところがあるくらいです。今後、このケースをモデルに、多くの大学の閉校が報じられるようになるでしょう。

大学ならどこでも…という時代ではなくなってきたのですね。