桜学舎の講師は、約半数が教え子です。桜学舎で学び、桜学舎から大学に入り、私が声を掛けて講師をしてくれている子が多いのです。また、彼ら彼女らの紹介で入って来てくれる講師も多くいます。つまり、全く知らないところからやって来た講師というのが非常に少ないのが桜学舎の特長です。

 ゆえに、桜学舎ラブ度合いがハンパなく高く、また仕事も一生懸命やってくれますし、私も我が子・わが娘のようにカワイイし、桜学舎のパパだと思ってくれているようなところもあり、とてもいい関係が築けていると思います。

 そんな女性講師たち。私がリリー・フランキーの「おでんくん」というアニメキャラに似ているというところから、自ら「おでん娘」を名乗ってくれています(笑) そんなおでん娘たちが、私が面談やら研修やらでイッパイイッパイになっているのを見かねて、「もっと仕事を振ってくれればやるのに…」と言ってくれました。彼女たちとは、普段のやりとりのほかに、今はやりのLINEなどでもつながっているのですが、

 「もっと頼って」
 「講師と塾長たちとのコミュニケーションが足りない!」
 「寂しいと娘はグレる!」

などと、忠告とも、寂しいアピールとも言えることを言ってくれました。
 正直、どこまで言っても学生講師。ましてや小さいころから知っているし、ご父母も存じ上げているので、あまり負担をかけては申し訳ないなぁ…という遠慮はあります。私達に付き合わせて夜が遅くなったり、調子に乗っていつまでも話していてもいけないなぁと思ったり。でも、それがそうではないのかな…と、ちょっとだけ思ったりしました。

 何だか、ホント、有難いなぁと、ウルウル…
 確かに、今までよりも生徒数も増えてやることが増えたのは事実ですし、その分やはりヒューマンエラーが出てしまったこともあります。何せ、私が把握できることにも限界が出て。きました。次々仕事が詰まっているので、つい本当に「忘れてしまう」ということもあるんです。それを講師がフォローしてくれたことも多々あります。今日もあったなぁ…

 「おでん娘」たちは、具合が悪くても休まず働いてくれます。でも、それに気づかないほど彼女たちの顔を見てあげられていない自分がいます。私の器が小さいってのもあるのですが、やはりまだこの規模に慣れていないのでしょうね。ゆえに、適性規模を維持する必要性もより強く感じました。

 それにしても、こんな風に言ってもらえるのは、嬉しい限り。私達と話せなくて、講師間で話せなくて、寂しいと。家以外での居場所としても桜学舎が大事だと。本当に、嬉しい限りです。生徒もそうやって居ついてくれる子が多い桜学舎ですが、そういえば私が千葉でやっていた塾も、塾のことを「第二の家」と言ってはばからない子が多く存在しました。どうしてかなぁ…(笑)

 カワイイ生徒達に囲まれ、そして頼りになる娘・息子達に囲まれ、つくづく幸せな仕事だと思います。ゆえに頑張れる、そう思うことにしましょう。

 おでん娘たちに感謝を。