531045_310131532432819_2224143_n 先日、木更津へ行ってきました。
 千葉出身の私。まぁ、実家はメッセの近くなので、それほど田舎ではありませんが、やはり千葉へ帰ると「空気」と「空の広さ」が違うと感じます。千葉のノンビリした時間の流れ方はとても好き。ゆったりとした気持ちになれます。東京は時間の流れが速いですね。

 さて、何故木更津?と聞かれますが、実は何度もここでカミングアウトしている通り、鉄分タップリ(たっぷりでもないか…)の私。一体、ハードロックギター好きで、プロレス好きで、鉄道好きって、どんなオタクなんだろう…って思いますが(笑)、まぁ、昭和の男子臭プンプンな趣味ですわね。ええ。

 で、千葉の久留里線。中学生の頃何度も訪れていたのですが、ここのオンボロ気動車がついに引退するという話を聞いて、懐かしくなって写真を撮りに行って来たというのが真相。写真の車両がそれです。確かに、これが走ってました。何でも最近この昔の色に塗装し直したそうで、近年は久留里線独特の色に塗られていたのだとか。実は私が訪れていた時はこの色ではなく、全面タラコ色の所謂「首都圏色」というカラーでした。現いすみ鉄道の「国鉄木原線」も同様、この車両が走っていた記憶があります。中学2年生頃の話ですから、実に30年ほど前になりましょうか。そりゃ引退もしますわね。

 この車両が珍しいのは、写真ではちょっとしか確認できませんが、扉が外側に付いているところ。戸袋が無いのです。海風激しい房総地区では、この形でステンレス車両なんてのも作られたことがあります。まぁ、そんな生ける化石みたいな車両が懐かしくて、千葉まで行って来たという次第。

 しかし、遠足となれば早起き出来たタイプの私。
 しっかり6時半に起きて、7時には出発。8:03の特急に乗っていましたので、9時過ぎにはもう木更津の人。まったくゲンキンなもんです(笑) 都内から約1時間の旅。それほどな距離ではありませんが、なかなか行くのに億劫になっていました。実は、よく行く場所に「水戸」「ひたちなか」があります。上野から特急で1時間。これが実に便利です。しかし、千葉は地元ながらなかなか行きづらい。

 ところが、ふと、携帯の乗り換え案内に出てくる以外のルートを思いつきました。
 「そういえば、内房の特急は新宿へつながっているんじゃなかったっけ?」
 これを思い出して、時刻を調べてみれば何と、秋葉原から乗れるじゃないですか!これだ!

 秋葉原に気づいたのはでかかったなぁと思います。これで千葉へ出かけるハードルが一気に下がりました。携帯の「乗り換え案内」アプリに頼ってばかりじゃダメだなとしみじみ。まだ私の知識の方が勝ちました。

 久留里線の旧型車は今週いっぱいで終わり。12/1からは最新鋭のステンレス車両が軽快に走るのだそうです。旧型車両は複数の私鉄から引き合いがあるようですので、他でも見られる日は近いのかもしれませんね。