面談の際、いろいろとお話させて頂いていますが、どちらのお母様とお話していても必ず出てくるのが、
 「家では全然勉強しなくて…」
 「いろいろ言っても全然聞かなくて…」
というもの。中学生ともなると、当然そんな時期に差し掛かってきますね。思春期、反抗期と言われる時期ですから、当然と言えば当然ですし、そうでない子は逆に怖い気がします。中学生は親に逆らってナンボ。そういうものです。私もそうでしたし、みなさんもそうだったのではないでしょうか?

 特に中学1年生後半から中3に差し掛かるあたりまでの状態が非常に悪いことがあります。俗に「中2病」と言われる時期もこの頃ですから、意味もなく反抗してみたり、訳の分からないようなことを考えてみたり、実に不思議な時期です。誰しも通る道だとは思いますが、この時期は、男女の差がはっきりしてくる時期であるとも言えます。

 同じ「家では何もしない子」でも、男の子と女の子では対処の仕方が違うのもこの時期です。女の子は一つ一つのことを言っても、まぁ嫌がるでしょうが(笑)、受け入れることが多いようです。反面男の子は細かいことを言うと全然受け付けなくなります。一挙手一投足を見張られているようで嫌気がさすのですね。ですから、女性である「母親」とぶつかることが多くなります。

 これは、完全なる「性差」です。ですから、この時期の子には、日常的な行動をとやかく言わず、親が提示する最低ラインをきちんとクリアしていれば文句はない…という対応にしてあげるのがよいのではないでしょうか。期末試験で何点は取っておけとか、何位以上にいてくれとか(一桁じゃないと許さない…などとなるとまた別の問題が発生しますが…)、とにかくちゃんと結果を出せているならば、普段勉強していない様子でも、TVばかり見ていても、ゲームしていても文句はないということなのです。

 もちろん、このラインを越えられなければ、ビックリするほどのお目玉を食らうことになるということは分からせておく必要はあります。しかし、やれゲームやり過ぎだ、やれTVを見るな、部活から帰って来てすぐ寝るな… いちいち言われたら男の子はダメなんだと思います。

 じゃあ、女の子はいちいち言ってもいいのかと言えば、もちろん答えはNOですが、あまりこの「結果さえ出せば文句はない」というのが通用しない気がします。女の子は途中過程も大事にする子が多く、また過程でもほめたり認めたりして欲しいという気持ちが強いのではないでしょうか。

 難しい時期なのですが、親子で上手に乗り越えてほしいと思います。