16 「夢をかなえるゾウ2」を読みました。第1作はとても衝撃的でしたが、成功法則というものが実にシンプルかつ当然のものだということを理解させるに十分なものでした。なるほどなと思わせることを、これまたコミカルな神様「ガネーシャ」が語るのは何とも軽快で面白いものでした。その続編。今回はお笑い芸人「勤太郎」さんがお金にまつわる成功を考えていく物語。貧乏神・金無幸子さんも出てくるので、キャラが増えてストーリーの幅が広がった気がします

読んでいくうちに、なるほどな、もっともだなと思うことが多々ありますが、その中で私が大きく頷いた部分がありました。少しご紹介しましょう。下の場面は、貧乏神の幸子さんが勤太郎さんに貧乏になる人の特徴を話している場面です。
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「勤太郎さんは子どもの頃、ご両親から『お使いに行ってくれたらお駄賃をあげる』とか『宿題をししたらお小遣いをあげる』とか言われたことはありませんでしたか?」
「言われたことあったけど、それがどうしたの?」
すると幸子さんはにっこり笑って言った。
「それが貧乏の始まりなんですよ」
幸子さんは続けた。
「そういう形でお金をもらってしまうと、『お金』=『嫌な作業をするともらえるもの』という考えを持つようになります。しかも作業する前からもらえる金額が決まっているので、『いかに楽して作業を終わらせるか』ということばかりを考える人になるでしょう。こうして子どもの頃にもらった『お駄賃』が、アルバイトの『時給』になり、会社の『給料』になります。すると給料の範囲内でしか仕事をしませんし、仕事をできるだけ減らそうと考えるので給料が増えることはありません」
P99
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昔から、お駄賃をあげて勉強させてはいけない、交換条件を出して勉強させてはいけないと言われますが、これは実に納得します。また、給料の範囲内でしか仕事をしない人、なるべく楽をしようとする人、もっと言えば、仕事とプライベートをキッチリ分けようとする人って何なのだろう?という長年の疑問が実に明快に説明された気がします。私は目からうろこ。なるほど、明快な解説だなと。

もう一つはシンプルなことですが、勤太郎さんの言葉。
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会社に勤めてみて分かったことがある。
それは、人間にとって一番怖いのは、将来が見えないことじゃなくて、将来が見えてしまうことなんだ。
P11-12
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これもなるほどでした。
もうここで頭打ちか… これが一番怖いわけですね。もう終わり。今以上は無い。確かに怖いことです。

今回もいろいろ考えさせられた内容でした。一晩で読破出来るほどのライトさですから、お時間ある時にどうぞ。