「オマエらのことなんて、全部お見通しさ!」

小学生の授業で、そう言うと、みんな怪訝そう(笑)
 
「オマエらの言い訳や嘘なんて、全部分かっちゃうから、無駄な抵抗なんだよ? 何年やってると思っているの? 25年だよ? 顔見れば全部分かる!」

そういうと、「マジかよー!」的な(笑)

「でも、嘘に気付いていても、言わない時があるよ? いつになったら止めるかな?と思って、しばらく見ていることがある。でも、堪忍袋の緒が切れると全部洗いざらい出しちゃう。だから、気をつけてね」

というと、さらに、

「こえー!」的な(笑)

小さな嘘がバレたことがきっかけでした。
でもね…と、いくつか具体例を示して、あの時はこうだっただろう?と何人か指摘すると、「やべ!バレてる!」って顔に。分かってます。みーんな。

宿題忘れの言い訳、やってこなかった言い訳、欠席の嘘、お母さんに対する抗弁などなど… 面白いほどに分かってしまう… ちゃんと子供に向き合っている大人なら分かりますよね?

その夜、ある生徒が提出する宿題を家に取りに帰り、しばらくして持って来ました。
〇付けをした後に、
「オマエ、これ、家に帰ってしばらくやってただろ?」
と指摘すると、ギクッ!

「分かるんだよって言ったろ?」

先生は本当に何でも分かってしまうんだ…という、呆然とした顔(笑)
「やってなかったんだろ、コラ!」

まったく(笑)
躾まで面倒見ているわけではありませんが、決して「いいわいいわ」にはしないのが桜学舎。スルーしたら、スルーを学習するんです、子どもが。元々悪い子なんていないんです。絶対、大人が子どもを悪くしているのです。こういう場面でスルーさせてしまったら、いい加減なことを学習させることになるので、絶対ダメ! ズルしたり、適当に誤魔化したりしている生き方はダメ。

「やりなおしー!」

小学生にはこれくらいお灸をすえることは当然ありますよ。