最近、私がずっと教えてきた生徒と、最近入会してきた生徒を見る機会がありました。

どちらも大学受験生。私が教えてきた子は、中学時代から授業でもテキストを読み、辞書を調べ、理解出来ないところの解説を聞き、そして覚えて来いと言われれば忠実に暗記してくるような子でした。それが私の指導方針であり、バランスを重視した学習です。

中には、「お金を払って自習させられている」などと批判する方もいらっしゃいました。そういう消費者感覚を持って学習に臨む方にとっては、指導時間中はずっと先生に教えてもらっていることで対価を払う価値があると思っているのでしょう。しかし、目的は学習が進むこと、勉強が出来るようになることですから、それはどうも考え違いではないかと私は思います。
 

最近入会してきた子は、まさに大手塾中学受験組。基礎からやろうとしても、「簡単だ」と言って解説も聞かずに全部やってしまおうとします。大量にこなすこと、イコール学習だと思っているふしがあります。 ところが、結局基礎的なことを問われたり、ここはどうなってるの?と聞かれると分からない、覚えていない。そして、根本や理屈を全然理解していない。それでも、呪文のように覚えているのです。記号として知識を覚えることに何の意味もないのですが、「それが学習だ」と幼い頃から叩き込まれているので、なかなか軌道修正がきかないのです。


私が教えてきた子は、2年生の段階でセンター試験の英語を解いてみて200点満点中130点以上をマークできていました。受験勉強を本格化させる来年、あと何点上乗せ出来るかと思うと、実に頼もしい限り。かつて私の教え子では、筆記200点、リスニング50点、250点満点中250点という点を叩き出した生徒や、筆記で180〜190点台をマークした生徒が何人もいます。

暗記ももちろん必要ですが、暗記だけに頼らず、理解をしっかり出来る「学習力」を身につけた子が大成するのですし、最後の大学受験は棒暗記では決して乗り切れるものではないということを肝に銘じておく必要があります。