義弟の店、レオニダス谷中上野桜木店で、ようやく、コーヒーを出し始めました。
チョコレートを店内で食べて頂けるよう、チョコに合うコーヒーを出す準備を進めていましたが、ようやくです。そもそも10月開店が12月になり、カフェも年明けからなどと言っていたら2月後半に。思った以上に忙しかったり、戸惑うこと、手間のかかることがあり過ぎたというのもあるのでしょうが、とにかく「予想以上」というのが正直なところなんでしょう。

でも、初日、十分納得が行っていないものを、時間切れで出し始めた店長をかなり叱りました。そこはこだわれよ!と。

塾でもそうですが、所詮私たちは「小商売」しか
出来ません。だって、資本も無ければ力も無くて、人財もなけりゃ投資も出来ない。所詮は小商売人なんですよね。
金もない小商人なら、頭を使うしかありません。
自分の「自信」や「こだわり」を売るしかありません。
広く一般的に評価されるかどうかは分からないけれど、「これ、美味いっすよねー!」と出すべきであって、「美味いね」という人もいれば、「そーかー?」って人もいる。「美味い」と言ってくれる人をファンにする。そういう生き方なんだと思うのです。

私達は普通レベルの商品を工場で大量に作ることなんて出来ないわけですから、少ない量だけど、品質のいいものを作るしかないわけです。つまり、品質のいい、美味しい、ここをこだわらなきゃ生きていく道が無いのです。存在価値すらないのです。ファミレスレベルのものを大量に出せるならいいのですが、大量生産大量消費は不可能ですから、それなりに値段がしてもいいもの、美味しいものを出さねば。そこの話は、店長も分かってくれたんじゃないかなぁと。

桜学舎も一緒です。塾も一緒なんです。
所詮は小商売。同じ看板が大量生産されていく大手塾やフランチャイズチェーンの塾じゃないのです。ですから、本部が大量生産してくるものを薄利多売で売るという商売は出来ません。だから万人受けなどそもそも狙っていません。でも、いい仕事をして、こだわって良質なものを出し続けることで、本当にファンになって頂ける方がいる、そこです。そこが私達の塾運営の、教育活動のゆずれない「こだわり」なのです。こだわりの中身は言い始めるととどまるところをしりませんので、HPやら何やらで見て頂くこととして… 

だから、そこを失ってしまったら、もうそれは自分が自分でなくなってしまいますし、桜学舎が桜学舎でなくなってしまうわけです。桜学舎イズムというか、アイデンティティを失っては意味がありません。決してメジャーではない桜学舎。インディーですが、インディーはその独自性・独立性を失ったら魂がなくなります。桜学舎は何度もいろんなところで言っていますが、インディーの雄を目指しています。それを、保護者や生徒はもちろんですが、私の周りの人、つまり義弟を含め、私と仕事をしている人には仕事の仕方として分かって行って欲しいなぁと思っています。つまり、「大きくなくてもいいから、いい仕事しよう」 そういうことです。


しかし、たかだかコーヒー一杯。
でも、そのコーヒーに、これだけの議論があって、こだわりがあって、散々ぶつかりあいがあって、そして提供に至る。もう、ハンパないわけです。こんな苦労や努力ってのは、お客の知るところでもなければ、関係ないことなのかもしれませんが、いわゆる「自称グルメ」「自称評論家」みたいな連中が、たまたま食べてきたものを偉そうに評論しているのは、「痛い行為なんだなぁ…」と、自分がやる側になって初めて分かりました。逆に、いい仕事しようと、一生懸命努力しているお店の方には、心よりの敬意を表すことが出来るようになりました。

やってみると分かる。
やればやるほど謙虚になる。
やったこともねーのに、エラそうに語ったりするのは、バカの証拠なんだなぁ…と、つくづく己を反省しました。