実は、まだ受験中の生徒が3名います。大学受験生2名が、最後のチャンスに賭けて粘っています。岩手県の公立高校の受験をしている子がいます。3月7日入試。だいぶ遅くて大変そうです。


が、ほとんどの受験が終了し、今春の入試結果が出揃いました。

正直に申し上げますが、今日の発表を見て、大学受験生はどうしても早稲田の厚い壁を破れませんでした。様々な解答速報やこちらでの採点では7割近くの得点をしている学部もいくつかありましたし、大学発表の昨年の合格者得点に近いであろうと思われるケースもいくつかありました。しかし、彼らが出来るということは、他の強豪揃いの受験生も出来たということなのでしょう。早稲田大学は得点調整をしていますので、配点の妙、得点調整の妙でなかなか一歩及ばなかったのでしょう。残念。担当講師の悔しさからの凹み方が著しいです。私達の力不足と思わずにはいられません。


しかし、彼らは既に立派な大学に合格しています。

これから先、楽しくて充実した大学生活を送ってくれるでしょう。既に桜学舎の講師として残留を表明してくれている子もいます。そう、これからは自分はもちろんのこと、後輩の幸せを作っていくために尽力してくれることと思います。桜学舎講師として申し分のない一流大学へ生徒を送れたことは幸せだと思わねば、私達はバチが当たるかもしれませんし、感謝すべきことなのだろうと思っています。


ひとまずは長い受験生生活、お疲れ様でした。1年の垢を落とし、ゆっくり休んで、大学生活に備えて下さいね。

まだ受験中の2人は、最後まであきらめないこと。今合格している学校に甘んじず、ベストを尽くしましょう。桜学舎生はエリートなんかじゃなく「雑草軍団」 雑草の強さは、踏まれても踏まれても立ち上がってくるところ、諦めの悪さが強さです。しぶとく立ち向かっていきましょう。もちろん、最後まで私達も応援します。


高校受験生はほとんどの子が第一志望校に合格・進学しました。まだ岩手の受験生がいますから、一概には何とも言えませんが、それでも非常に多かった受験生のうち、ほぼ皆さんの志望通りに決まったことは嬉しいことです。が、逆に私達は本当にわずかながら志望が叶わなかった子が出たことをとても悔やんでいます。本当に残念。足りない部分が見えていたのですが、もっと強く進めてあげればよかったか、志望変更を強く勧めたほうが良かったのではないか… そんなことをグルグルと考えてしまいます。


今年は、入試問題自校作成校がグループ化された初年度。単位制だからといって、国分寺・新宿・墨田川という3つの学校でグループ作成されましたが、ちょっと乱暴なグループ化ゆえに、問題傾向ももちろん、非常に難度も上がってしまった英数国。ゆえに共通問題である理科・社会が決め手になった可能性が高いのだと考えられます。3科目で大きなアドバンテージを取れなかったという不利… しかも推薦試験受験を勧めたにもかかわらず、中学校全体が受験をしない雰囲気を作っていたようで、本当に1発勝負になってしまったのもあるでしょう。


入試方法の改変時は、やはりこういうアクシデントは起こるものですね。でも、残念。後悔先に立たずですが、あれこれと考えてしまいます。


「塾」としては、第一志望校への合格・進学率94.7%を喜び、誇り、宣伝すべきなのかもしれませんが、私達はこの数を限りなく100に持って行きたいのです。今年も、正直100%を狙っていました。みんなが行きたい学校へ行かせてあげたい。偏差値が高いとか低いとかじゃなく、志望した学校へ。まだまだ私達の追い求める夢には続きがあるようです。なかなか完成形には持って行けないものですね。もう少し修業しろという神の思し召しととらえ、新年度、更に精進を続けます。


生徒達は、本当に良く頑張りました。勉強というものを「やればいいんでしょ?」ではなく、自分事としてとらえられるようになってきたことは、本当に良かったなぁと感じます。お陰様で高校1年生の継続率も高く、3年後を目指して、地道に積み上げ学習をさせて行きたいと思います。来たるべき大学受験、ここまで更に頑張ります。


中学受験は、今年は出来過ぎかな?(笑) 

とにかく全員が全員、「行きたい学校」へ送ってあげられたことが何よりうれしいことです。


ただ、いろいろなことを私達も学びました。勉強に向かわせるには、教科の内容をいくら突き詰めても、前提として勉強に安心して向かうだけの環境と、そして親御さんの協力、さらには躾がとても重要なのだと。ただ授業時間だけ教室でお預かりしているだけでお金を頂いても、結果をもたらすことは出来ないのだなぁと、今年の受験生からは改めて強く学習しました。それほど、親御さんの愛情やご協力を感じるご家庭が多かったということですし、お子さんの環境を考える「賢い」親御さんが多かったと感じます。


私も比較的この学年は「叱った」学年だと思います。私は、勉強が出来ないとか、忘れ物をしたとか、そういう理不尽なことでは叱ることはありません。「宿題をやりたくないから嘘を吐いた」「親御さんの知らないところでズルをした」とか、そういう「人としてどうなの?」ということを厳しく叱ります(でも、小学生としては定番ですよね(笑)) この学年は、厳しく叱られて「これはやっちゃいけないことなんだ…」と、そこで新たに価値観を築いてくれた子が何人かいました。子どもを取り巻く大人(特に他人)が、他所の子のことだからと見て見ぬふりをしてはいけないのだと思いますし、少なくとも自分が関わりあった子が「いい子」に育つよう、厳しい指導をしなければならない時は心を鬼にすることも大切なのだと、改めて感じることが出来ました。


終わり良ければですが、でも、みな合格。これが何より私達の安堵に繋がりました。

保護者の皆様からはたくさんのお礼を頂きましたが、本来であればこちらがお礼を申し上げねばなりません。もう昨年度になりますが、1年間通塾頂きまして本当にありがとうございました。そして、お子さんの合格、進学、心よりお祝い申し上げます。本当におめでとうございます。


さて。受験生の皆さん。


晴れて志望校に合格した子も、残念ながら第二志望の学校へ進学することになった子も、受験はここで一旦終了です。まだこの先に受験や試験が待っていることでしょうが、ひとまず目先の勉強にヒーヒーいう期間は一段落となりました。


高みを目指して努力する。

受験の素晴らしさは、恐らくこの1点に尽きます。

世の中には勘違いをして、「偏差値の高い学校に合格したのだから、オレは偉い」「偏差値の低い学校はクソだ」などと言ってはばからない人間もいます。「100点以外は0点と同じだ」という、これまた極端な価値観を持っている方だっています。しかし、これらは全て、世の中、世間、人生において「勘違い」であると思います。


受験は、誰のためにするのでもありません。自分のためにするのです。もちろん親御さんの応援や周囲の期待に応えたいという気持ちもあるでしょう。しかし、合格した学校に実際に通い、生活するのは自分。その看板を背負って生きていくのも自分。自分の人生の糧にするために受験をし、進学していくのです。


高学歴ワーキングプアと揶揄される人々もいれば、日本一の社長輩出数は日本大学であったりもします。学歴が高い方がいいのか、お金持ちがいいのか。安定職がいいのか、実力主義の経営者がいいのか。平凡こそが幸せなのか、スリリングな毎日が幸せなのか。価値観や求めるものは人によって違います。保育士になりたいのに東大や早慶を目指すのは「変わっている」人だと思いますし、逆にマスコミ勤務などを目指しているのに地方でノンビリ大学生活を送っている場合でもない… つまり、自分は一体何者であるのかをしっかり見据えたうえで、ちゃんと「意味のある進学」をし、生き生きと社会人生活を送れる人になってくれれば、「大人」としては文句がないのです。ちゃんと、目標を定め、それにむかって生き生きと努力しながら生きている。それだけで親御さんは何より安心するのです。そういう大人になって行って欲しい、幸せになって欲しい… そう子どもに願わない親はいません。


だから、自分の学校を愛して下さい。愛校心を強く持って下さい。どうあっても、あなたの出身校になることは間違いないのです。私は愛校心が結構あると思います。おかげでOBOGのつながりの中から、仕事が出来たり助けて頂いたりすることがかなりあります。よく、「あそこの学校へ行けなかったから、今オレはダメなんだ」というような発想をする人がいますが、そういう人はどこの学校に行っても同じことを言っているものです。「そこでダメなら、あっちでもダメだよ」というものです。今の結果は、今の自分に与えられたものなのですね。だから、まずここでベストを尽くすことが大切です。


自信を持って、胸を張って、自分の進む学校へ行きましょう。そして、大いに学び、大いに遊び、学生生活を謳歌して欲しいと思います。ひとつ上の学校へ行くと、楽しいことがいっぱい待っています。新しい世界が開けてきます。それは「楽しい」ことですよ。


期待に胸ふくらませて新生活に突入しましょう。もしかしたら自分の期待とは違うこともあるでしょう。人間生活ですから、いいことも悪いこともあるでしょう。それは仕方ないことです。しかし、その問題を「解決」して、一つ一つクリアしていく力も大切なものです。困ったことがあれば、塾生であろうと、卒業生であろうと構いません。桜学舎へ相談に来て下さい。


お疲れ様でした。そして今年1年のお付き合いに感謝を。また続けてお会いする人も、これでもうしばらくお会いしない人も、健康で幸せでありますように。3月9日、合格・進学祝賀会でお会いしましょう!