ふと思い出してしまったので、書いています。

「ミナミの帝王」というドラマシリーズがあって、私は全巻集めたのですが(笑)、その主人公・萬田銀次郎が、舎弟に「貧乏人は何故貧乏になると思うか」と尋ねるシーンがあります。萬田は、「それは、金の管理能力が低いからだ」と言います。貧乏人は貧乏であるくせに金を大事にしない、無駄な使い方をする、だから金がなくなるのだと。それには心から納得した記憶があります。


以前、TVで生活保護を受けて暮らすホームレスのドキュメンタリーがありましたが、取材されていたオジサンは、支給日に区役所に並び、現金を手に入れたら気が大きくなって、取材陣にも1000円、2000円と配って回っていました。これじゃあお金はたまりませんし、使い方を知らないのだな…とも思いました。


お金は、居心地のいい、お金が集まる場所に集まると言います。
お金に嫌われたら最後、徹底的にお金が集まってこないとも言いますね。ゆえに、「金は天下の回り物」などと言いますが、実際にはお金は公平になんて回っては来ません。お金は、あるところにはあるのです。しかし、無いところには無い。そういうものです。だから、お金の無い人には、無いなりの理由があるのです。

私は30代、普通に暮らす方ではあまり経験しないような「お金が無い」生活をした時期があります。本当にお金がありませんでした。人生迷っていた時期なんでしょう。職もどうするか迷いました。ですが、塾をやると決めて前に進んだ結果、さらにお金のないところからの事業スタートとなりました。

そもそも自分で事業を行うなんてつもりもありませんでしたし、そんな具体的な計画もないまま始まった塾経営。もともと先代塾長がいらっしゃって、その方が亡くなり、ご遺族からあとを引き継ぐ形で事業を継承したのが始まりです。ですから、右も左も、ましてや経営など何も分からない状態からのスタートでした。

私が社長になった時、自分のお金などほとんどゼロに等しい状態でした。

さらに、前年に契約した学習システムのリースが5年以上残っている状態でした。これが実に500万円近く。事業を廃止し、テナントを原状復帰して出ていくのに200万円近くかかると見積もられ、結局進むも地獄、引き返すも地獄なんて状態。実質700万円近い負債を跳ね返して経営を続ける覚悟をしたはいいものの、30代はほとんどそのマイナスをチャラにするだけで精いっぱい。この頃はお金に見放されていた時期だと思います。

もうあんな惨めな時代に戻りたくないなぁ… 40代になってようやく少しだけこの貧乏癖からは抜け出せましたが、お金では惨めなレベルで本当に苦労しました。お金は大事にしないとすぐに、いなくなってしまいます(笑) 生涯賃金なんて計算されたら、悲しくなってしまいます(笑)

そう思うと、頑張って仕事をしようと思います。

だから、お金に対してきちんと向き合わないで仕事をする人を、基本的に私は信用しません。私自身、会計や経理仕事は得意ではありません。しかし、ザックリと状況を把握し、お金の流れは考えています。派手な裕福さなど要らないのです。ただ、地味に利益が出ていたらそれでいいわけで、仕事の質にしっかり磨きをかけて行ければいいと思っています。

仕事の上でも、生徒からも、お金についての質問や相談を受けることは結構あるものです。その際、管理能力が著しく低かったためにお金を失くしてしまったという話や、豊かでない経済状況にあるご家庭への心配を聞いたこともあります。

貧乏になりたくなかったら、勉強しておけ…

 これも少々乱暴ですが、でも本質をズバっと突いた言葉だと自負しています。考える力をきちんと身に着けたり、多くの知識を身に着けることが模倣でも創造でも重要なことだと考えられます。お金の管理も同じ。自分の大事なお金をぞんざいに扱って失くしても、自業自得としか思えませんし、豊かでないなら抜け出すにはどうしたらよいかを考え、前に進むしかありません。過去や現状を愚痴っても何も変わりません。やはり勉強し、知恵を絞って、前に進むしかない。私はいつも相談にそう答えています。

そんな教え子が、有名大学に進学し、大学院まで行き、日本を代表するような会社に就職して、今は立派に自立しているのを見たりすると、ほっとします。

私の教え子を、すぐお金を失くすような大人にはしたくないものです。
私も大金持ちになってみたいものですが、きっと無理なんだろうなぁ…
私はあまりお金に縁がないみたいなので(笑)

え?
悪銭身に着かず?
やめて下さいよ(笑)