「分からないことは先生に聞かなきゃダメでしょ…」
よく聞く言葉ですね。
「うちの子は、なかなか先生に聞けないようで…」
これまた、大人しい子であればよく聞かれる言葉です。分からない問題を先生に質問に行くというのは、引っ込み思案の子でなくても、少々大人しい子からすればかなりの高いハードルです。まぁ、聞けない、聞かないが普通でしょう。

もちろん、勉強が出来るようになるには、分からないところを先送りしないことはとても重要な心がけです。分からない部分は先生に聞くことも重要。それが出来るからこそ「個別指導塾」が全盛なのです。桜学舎も個別指導を行っているのは、分からないことを明日に先送りしないことの重要性を認識しているからです。

ですが、それを踏まえた上で矛盾するようなことを言いますが、実は「分からない問題をすぐ人に聞く子は成績が悪い」ものです。これは、誰が何と言おうと「真実」です。ですから、桜学舎では安易に「これ分かんない…」というような質問には答えないという原則が存在します。

そもそも、分からない問題を「分からない」と言うのは「質問」ではありません(笑)仮に、これで、「どれどれ?」なんて目の前で解き方を教えてあげたら、生徒は「ふーん」「先生ありがと!」「答え教えてもらった!」程度にしか思わないでしょうし、当然のことながら身に付くこともありません。完全に不毛な時間なのですね、これって。教える側は一から十まで全部教えねばならないので労力がかかりすぎますし、教わる方はただ目の前で解いてみせられるだけなので何も身に付かない… 両者に取って無駄な時間を過ごすだけなのですが、意外にもこの手の指導で終わる塾は多いものです。だから成績は伸びない…

桜学舎にも他塾から転向していらっしゃる方がいますが、成績が伸びなかった理由を紐解いてみると、ほとんどの場合この理屈に当てはまることばかりです。集団指導塾から来る方は、授業に行ってもよく分からないし、ただ授業を「見て来る」だけなので出来るようにはならないし、個別指導塾に行ったところで、この手の指導では伸びる訳がありません。桜学舎で伸びるのには「訳がある」のです。

一言にザックリ集約させると、「安易な質問をさせない」つまり、「すぐ聞かない」という指導をしているからなのです。「せっかく塾へ行っているのに、質問させないなんて意味が無い」と言う方もいるでしょうが、私達は生徒の便利屋ではありません。指導をしてナンボと思っているので、答えを教えてあげる商売じゃないんですね。最近では宿題代行サービスなんてのもあるらしいですが、無駄もいいところだと思うのですが…

じゃ、質問させないでどうするかです。
もちろん、何も教えないのではどうしようもありませんので、最低限の基礎知識はもちろん教えます。例題も一緒に見ます。それは当たり前のことですが、その後に自力で問題を解かせます。その際、累代をいくつも用意してありますので、まずは生徒に考えさせ、「どこに注意をするんだっけ?」「どこに注目する必要があるんだっけ?」「その後はどうすればいいんだっけ?」「何でそうするんだっけ?」そういう「考えるヒント」を与えて行きます。この際も、意味の無い「手順」を覚えさせることはしません。あくまで有機的に「考える」ことが重要。

脳みそにしっかり汗をかかせて、トレーニングすることが重要ですので、そりゃ生徒からすれば疲れます。でも、塾に来て疲れないで帰ってどうするんですか、ねぇ? 頭を使えば疲れるはずです。それが重要なので、桜学舎では生徒をお客様扱いもしません。サービスしてあげることもしません。しっかりヘトヘトにして返すことを心がけています。

まずは一旦自分で「どういうことだろう?」「どうすればいいんだろう?」と考えてみる習慣をつけることが何より重要です。「すぐ聞く人は成績が悪い」ということをよく覚えておいて欲しいと思います。