最近、勉強について悩んでいる生徒が多く見られます。こんなに「病んでいる(笑)」子が多いのは珍しい現象です。しかも、勉強が出来ない子が悩むのではなく、基本的に

[呂呂△襪里砲笋覽い無い
⇔呂呂△襪里鉾菠世靴討い

の2つに大別出来ます。そう、結構優秀な子が悩んでいます。

講師どうしで話をしていましたが、
「高校時代って、結構暇でしたよね?」
「だよなー」
あれ? それは青山と明学だから?(笑)確かに勉強はしましたけど、好きなことをして遊んでた記憶ばかりが蘇ってきます。部活もそこそこやってましたし、通学時間は片道1時間40分の私。でも、楽しく遊んでたなぁ。

ただ、いろいろお話を聞いていると、どうも今の高校事情の変化が子ども達に大きな負担を強いているように思います。特に進学を意識する私立高校(進学前提でない私立はあまりありませんけど…)は、とにかく勉強勉強。課題を沢山出して、ビシビシやらせて、最低限G−MARCHと言われる大学群(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)に入れるというのが目標になっています。そのためのプログラムが学校の授業にプログラムされていて、かなりシステマチックに動いています。追われる生徒は休み時間も勉強している子がいるとか。

今、私立学校は進学率が高くないと生徒が集まらないという「生き残り」の時代。それを見越して、もう何年も前から改革を始めた学校が多数見られました。猫も杓子も「進学クラス」「特進クラス」、例の「ドラゴン桜」が流行ったころがピークだったように思います。しかし、「学校」の先生には、大学進学率を上げたり、中くらいの子を上位大学に押し上げるノウハウはありませんでした。いい言い方をすれば、先生方は「教育のプロ」であり、「受験のプロ」ではなかったからです。昔の都立高校の先生が、受験の相談をされると「予備校へ行け」と言っていたのも、実は正しかったのかなぁ…と思うことがあります。

そんな中、予備校は予備校で、自前で生徒を集めるのが大変な時代。講師の高齢化やダブつきもあって、集客力が無いけれど優秀…という講師を抱えているので、学校へ派遣するというのはいいビジネスになりました。ですから、利害が一致したんですね。

近所の私立学校で、あそこはここの予備校が入っているよ…というのは、ちゃんと学校情報を研究している塾の先生なら皆さんご存知です。ですから、誤解を恐れずに言えば、「私立高校の予備校化」は、始まったのではなく、既に「完成」の域に入って来ています。

確かに、成果は出ています。大学進学率も上がっています。ものすごく勉強するようになった子もいますし、見違えるようになった子もいます。あまり目立たない都立高校に通わせるよりも面倒見がいいし、一生懸命勉強させてくれるし、結果も伴うことが多いので、確かに両者を比べると私達も私立をお勧めすることが多くあります。

しかし、最近、冒頭のように「悩んでしまう」「立ち止まってしまう」生徒が増えているのも事実です。それは、この予備校的なシステムに、また杓子定規な評価に、更に言えば、大学進学至上主義に、疑問を持つ「頭のいい子」なのではないかと思うのです。

(つづく)