学校の先生も「友達」にいますので、あまり好き勝手に書けないところもありますが、どうも困ったなぁと思います。
 
先日の通信制高校学習センターの開校。

相談に来たのは卒業生のご父母でした。新入学での検討でした。上のお子さんの経験でかなり勉強されたらしく、かえっていろいろこっちが勉強させて頂くことが多く、私自身も心理学も勉強し直さねばという思いが強くなりました。
 
そんな思いが、不登校問題を掘り起こしてしまったのか… 11月はすっかり私は不登校屋さんです(笑)

現塾生。
高校へ入ったはいいけれど行けなくなった子が何名も。
そして中学生で行けてない子も。
高校を辞めてしまった子も。
留年中の子もいます。 
正直、自分の塾人生26年の中で、こんなに同時期に抱えたことは初めてです。毎年せいぜい1〜2名。
 
この子達。
全員が全員、勉強ができる子です。
 
ある塾生のお母様が通信制高校のチラシを見て、心配して頂きました。大変ですよ?と。
このお母様は別の意味でのご心配、つまりかなりやんちゃな子が来るんじゃないかというご心配をして下さったのですが、今の不登校問題はタイプが違うんですね。
 
実際はこんな子です。
 
偏差値がとても高かったり、学校成績がオール5に近かったり、真面目で正義感が強かったり、そういう子。こんなんばっかりです。

今、学校で何が起こっているのか。
どうしてこんな子達が行けなくなっちゃうのか。
もちろんいろいろあるのでしょうが、私は、その原因の「一つ」は分かっています。

「学校の予備校化の完成」

でしょうね。予備校の論理は、アウトロー的論理。人間を確率論で語る論理だと、私は感じています。そういうところ、そして大学進学至上主義に強烈な違和感を感じる子がダメになっている気がします。もちろんそれに順応出来る子もいます。波の乗って行ける子もいるんです。でも、そうじゃない子もいるんですね。
 

私達の頃とはだいぶ様子が違います。そして、私達が「良い」と思う学校環境と、学校が「良いだろう」と思う環境とはギャップが生まれ始めているのを感じています。言い方を変えれば、市場のニーズと、供給側の意識にズレが出て来ているのだと思います。もう予備校的な学校は「Too Much」かもしれません。

「リーダーを育てます」
という学校も沢山あります。もちろん塾・予備校も。
結構ですよ。そういう学校もあって欲しい。
でも、リーダーはほんの一握り。リーダーになれない、ならない、なりたくない残りの9割9分の教育は一体誰が担うのでしょう? 最近そんなことを強く感じるようになりました。
 
と、ともに。
自分の力が全くこういう子に貢献出来ないものだという現実に直面します。だからって私達が学校を作れる訳でもありません。いくら教育を理念に掲げるからと言って、学校教育が出来る訳じゃありません。

だから若手を育てる必要があるのでしょうが、その育てるスキルも無いわけです。ゆえに自分の出来ることを出来る範囲でやるしかないのですが、凹むわぁ… この仕事をしていて、人を救えないというのが一番落ち込みます。
 
私は不登校屋さんではないのだけれど、また新しい課題に直面しました。
最後は「しっかり自分の脚で歩いて行ける大人」を育てるための「教育」をして行かねばならない、どこの大学に入れたら終わりみたいな教育じゃいかん… そう思うのですが、所詮は一介の塾屋のオヤジ。また考えることが増えました。

禿げるな(笑)
あ、もう遅いか(笑)