「結局、誰だって自分が一番カワイイでしょう?」
「自分が損するなんて考えられない」

こういうことを公言して憚らない人が、私はとても苦手です。というか、相容れない感じです。もちろん、おっしゃりたいことはわかるのです。まず自分が基本だよね、ってことなんでしょう。でも、私は生徒に、「誰かのために生きろ」と言っています。自分のためだけに生きている人は、自分が「どうでもいいや!」って一度思ってしまうと、なかなか負のスパイラルから抜け出せません。私の教え子は幸いなことに先立ってしまった子はいませんが、中には割と軽くこの世を去ってしまう子もいるようですね。自分のためだけに生きるってのは、「人間の存在」の真理からすれば、摂理に逆らった生き方なんじゃないのかなぁ?なんて思ったりします。だから、「大切な誰かのために生きろ」と言うようにしています。それがその時々で誰なのかは変わっていっていいと思います。父母のため、恋人のため、伴侶のため、子供のため… でも、大切な誰かを悲しませないために頑張るってのは、結構大事なことじゃないかなぁ?

ところが、受験については全く逆のことを言います。
受験って、実はとっても「個人的」な活動だと思います。先日も大学受験の説明会で高校生に言いましたが、塾としても私個人としても、とても冷たい言い方かもしれませんが、受験生が不合格になってしまおうが、合格していこうが、究極を言えば「関係ない」のです。私はもう大学を卒業していますし、仕事もある程度確立出来ています。よく「塾は合格率が悪いと困るんでしょう?」なんてわかったようなことを言われることもありますが、残念ながら私たちのような規模の塾は、合格者数とか率とか、ほとんど関係ありません。むしろ合格者が多い年の方が募集は苦戦するくらいです(笑)

あえて極論を言えば、親だろうと、学校の先生だろうと、塾だろうと、誰がどこへ受かろうが落ちようが、関係ないのです。そりゃ関わり方が深い桜学舎ですから「悲しい」「残念だ」「悔しい」とは思いますけど、誰が一番不利益を被るかといえば、本人以外にはありません。本人の希望が叶わず、本人が悲しくて、本人が自信を失い、本人が… そういうことでしょう?

だからこそ、「自分のための受験をしなさい」と言います。特に大学受験生には。
「うちはお金がないから大学に行くのはきついって親が言っている」
という話はよく聞きます。だから諦めるの?
桜学舎の講師の中には、全額奨学金で大学院まで行って、大手上場企業7社から内定をもらった人もいますよ? 大逆転ですよ。苦学生でしたけど。やり方があるはずですよ。
「お前の高校からそんな大学行けるわけがないだろう?と言われた」
言われたから諦めるの?
誰が大学行きたいの? 誰が勉強したいの? 誰も大学へ行かなきゃいけないなんて言ってないからね!

最近は、学校の先生が高校1年生から文系理系を決めろと言うそうです。
2年生なったら志望校を決めろと言うそうです。
3年生の夏には受験計画を出せと言うそうです。

こういう指導は、数名の上位校合格者は出せるかもしれませんが、疲弊する子が大量に出ます。ゆえに私たちは熱血で抵抗します(笑)1〜2年生は学校の勉強を一生懸命やっとけ、基礎基本だけしっかり押さえとけ、あとは部活や自分のやりたいことをしっかりやって、知識と見聞を広めておけ、いろんなところへ行け、いろんな人と会え、そう言います。ガリ勉させたって、結局はロクな結果が出ないことは、26年も高校生見てくればよーく分かります。本当に頭のいい学校の生徒は、本を読み、見聞を広め、知的好奇心を限りなく深めています。私も高校時代、そう先生に習いました。それが知的なものへの欲求となり、受験勉強にも自然と向かうようになります。

親のためでも、学校の先生のためでもない。
ましてや私たちのためでもない。
自分が考えて、自分の行きたい学校へ、自分の力を高めて進みなさい。
それが「正しい」受験です。
予備校や塾に頼って「入れてもらう」つもりなら、大学なんて行っちゃダメです。大学はそんな人が行く場所ではないのです。 入試を突破できる実力のある人が行くべき場所なのです。テクニックですり抜けようとしている人もダメですね。

知らないことを知る。
こんな面白いことはないはずです。
今の実力なんて全然気にしません。スタートラインがどこにあってもいいじゃないですか。どんな高みを目指しても、いや、さほど高くない場所でも、いいじゃないですか。

自分自身の受験を。
その客観的アドバイスと、情報提供、そしてその教科を勉強する「ガイド」としての授業を、桜学舎は心がけています。そんな高校生が志望校に合格してくれると、本当に嬉しく思っています。

今年の大学受験生は文科系大学志望の新高3生を若干名だけ募集中です。
社会科選択は世界史か日本史(他はご相談になります)
大教室講義や映像授業で出来る方は予備校さんでいいと思いますよ。無理して桜学舎になんて来なくていいと思います(笑) ここも「自分の受験」を、是非。
ただ、そうでない方は、桜学舎へ是非。