51朝日小学生新聞。
桜学舎はちょっとご縁があって、朝日小学生新聞の記事を、子どもの学習指導に限って、コピーしたり教材として利用したりするお許しを頂きました。本来であれば、こういうもののコピーなどは慎重にならざるを得ない(著作権の問題)のですが、この部分がクリアされたのはとても大きなことです。

公立中高一貫校の受験対策には、朝日小学生新聞を読ませ、気にいった記事をもとに作文をさせるという宿題を毎回出しています。最初は下手をすると箇条書き程度しか書けない子も、1年を通して繰り返し作文を書かせていくと、だんだん上手な文章が書けるようになってきます。本当に読み書きの練習としては絶大なる効果を発揮します。

さらに、社会科の勉強も同時にしていることになります。公民分野の勉強はどうしてもテキストでは無機質になりがちですが、時事問題と絡めながら勉強して行けること、そして何より「現実」と直結してるというリアル感もあり、普通の新聞と違って「学習用」になっているので、知識の幅を広げることが出来るコラムなどが満載であるところが良いところ。小学生には是非活用して欲しい新聞です。

さて、その1面に「天声こども語」というコラムがあります。朝日新聞の「天声人語」の子ども版です。専用の書き写しノートも発行されていて(これは販売店で市販されています)、桜学舎では国語指導の一環として、これをやらせている子が数名います。

国語の力がとても弱い子は、そもそも文章を読んだり書いたりする能力に「遅れ」が見られるものです。ただ、ほとんどの場合は「遅れ」なので、取り返せばすぐに戻るものです。しかし、私達はこの学習法が、私達の想像を超える力を持っていることを最近実感しました。

ある男の子。
国語の力が非常に弱く、日常の会話の場面でも、整理しながらでないとごちゃごちゃになってしまうような子でした。もちろん文章など書かせたらメチャクチャ。字も危うい… 大丈夫かなぁ?と思う子でした。そんな子に、国語というより「日本語を…」とお母様からご相談されて、はたと気が付き、指導の一環としてこれを導入しました。最初は苦肉の策で、まず正しい文章を書き写させようということに。

以前から、国語が苦手な子には「書き写し」という作業をやらせていた桜学舎。でもこれってなかなか大変なんです。決まったテキストがあったわけではないので、毎回その生徒に合った文章を選び、原稿用紙を用意して、正しく写せているのかもチェックして… 専用教材をこちらでオリジナル作成しようかと思った時もあります。

ところが、この「天声こども語」は、1行の字数から何からピッタリの専用ノートがあるのです! コピーを切り貼りして、書き写しをさせます。それで終わりなら大したことはありませんが、その後に、気になる語彙の意味調べを3つして、次に何と「要約文作成」をさせます。最後に自分なりのタイトルを付けるというところまでやらせます。

もうやらせて2冊目のその男の子ですが、久々に彼の授業に入り、私が要約文を見せてもらってビックリ!
「これ、オマエが書いたの?」
と言うような、立派な要約文が欠けているじゃないですか!
「すげーな! 書けるようになってるじゃん!」
その時の彼の嬉しそうな顔!

いや、大人でもあんな要約文は書けないでしょう。それくらい的を射た、素晴らしい要約文になっていました。これが訓練の賜物なんですね。すごい!

国語が嫌いだった彼も、今では「ねェ先生、先に書き写ししちゃっていいですか?」などと、自分のタスクを積極的にやろうとする姿勢まで身に着きました。スゴイ!

国語が苦手な生徒や作文力を求められる生徒には、今これを拡大して行っています。もちろんノート自体は市販されていますので、販売店に頼めば買えます。新聞もご家庭で購読できます。塾でやる必要は無いと思われる方はご自宅でも出来ますよ。もちろん添削指導とペースメイクは塾での指導でないと出来ないとは思いますが、お父さんお母さんがそれをやられてもいいと思います。

さらにもっとやらせたい方は、朝日新聞の「今解き教室」という月刊教材もあります。こちらは桜学舎では導入していませんが、朝日新聞の販売店にお問い合わせになっては如何でしょうか。別に新聞屋さんの回し者ではないのですが(笑)

天声こども語の指導についてご興味ある方は、教室へお問い合わせ下さい。