いやぁ、別に愚痴るわけではありませんが、今年は本当にいろいろ苦労しています。一番の苦労は、実は生徒指導。とにかく勉強の方法が確立できていない受験生がとても多いのがドキドキものです。

その多くは、「教えてもらわないと出来ない」という学習態度で臨んでいる子です。もちろん、長年桜学舎に通い、桜学舎メソッドをキチンと習得できている子は、まぁ物の見事にきっちりと自分で勉強できるようになっています。しかし、その下地がない子、つまり入会したばかりの子やなかなか自己流から抜け出せない子、またプライドが高くて指導に従えない子など、いろいろいるんですが、それらの子たちはどうも「先生は教えてくれるためにいる」「せっかく先生に習いに来ているんだから、しっかり働かせないと損」くらいの気持ちで勉強しているのではないか?と思ってしまうくらい、教えてくれるのを待っています。これが一番勉強が出来ないタイプなんだよな…と生徒にも言っていますが、やっぱりそこから抜け出せません。

もう結論から言ってしまいますし、それを言ったら元も子もないように思われるかもしれませんが、「自学する力がないと入試はだめ」だというのは、指導者なら誰でも知っていることです。これを否定する人は、少なくとも「指導者」ではありません。サービス業に従事する営業マンでしょう(笑)つまり、自分たちのサービスを自慢し、お客様は何もしなくてもいいのです…という姿勢は、サービス業としては正しいのですが、指導者としては全く体を為していません。

教えてくれないと出来ないという生徒を、とにかく一番育てちゃいけないんだ…と言い続けている桜学舎ですが、やはり時代の流れには逆らえないのか、とにかくこれが出来ない子が増加しているのは現場の感覚として実感します。

「授業を受ける力」というのもとても大事です。そもそもこれが備わっていないと、大学に入ってから、大人になってから、学習能力の著しく低い人間が育ってしまいます。個別指導なんてやってくれるのはせいぜい高校生まで。その先の大人はそんなに親切な指導をしてくれるところはありません。親切にしてやるいわれもなければ、全部お膳立てしてやるなんて甘ったれんな…と言われるのがオチ。ですから、子供の頃からきちんと「授業を受ける力」も養っていかねばならないのです。

世に言う「上位校」は、わざわざ「入試対策」などしないものです。あの開成高校も、東大対策などという授業があるわけではないと聞きます。彼らは全員が全員そもそも備わった能力が高いというわけではないのだと思います。彼がの能力的に優れているのは、「学習力」です。学習能力の高さが、優秀な結果をもたらしているのです。

しかし、それを全て塾や予備校などで補っているのでしょうか? お金を出して鍛えているのでしょうか? 答えはNOであるはずです。自分できちんと勉強する能力を身につけた人間だけが成功者になれるのだと思いますよ。ゆえに、何でもかんでも、自分で調べもせず、努力もせず、ただ塾に通ってきているような子はまず成長が遅いものです。1日じゅうずっと生徒に付き合っていることもできませんし、我々が関わっていない時間も自分で成長しておいてくれる子が伸びるのは当たり前の話です。

塾予備校など、ある程度予習して授業に臨み、授業は超集中、授業後は復習をして初めて効果を感じるものです。予復習もできてないのでは、そもそもの土俵にすら登っていません。でも、現代の特に中高生はこんな子が「スタンダード」です。予復習しろと、一体いつから言わなくなったのでしょうね?

もちろん、受け身になるなとは厳しく指導していますが、なかなか100%聞いてくれるものでもありません。しかしながら、私たちはこれらの子たちの問題点の弱点を克服するいくつかの具体的手法をもうすでに用意しています。この構想を準備段階から実行段階へ持っていく予定。今年の後半は、そういう意味では忙しくなりそうです。

自学力。
これがなければ、入試は乗り切れません。こんなん、当たり前の話。
そんなんすら分かんないのでは、入試どころの話ではありません。最近、生徒を突っぱねることも多くなってきました。手ブラで質問になど来たら、許されません(笑)

ちゃんとした人を育てたいという思いです。ただそれだけなんだけどなぁ… それがなかなか難しい!