私たちも授業を相当研究します。いろいろな方の授業を見学しますし、映像で拝見する場合もあります。学校説明会に行っても、授業見学が出来る機会があるので、なるべく見に行くようにしていますし、我々が利用できる映像授業の内容も多くの業者さんに見せていただきます。

その結論は、大手有名塾講師や学校の先生が、必ずしも卓越した技術を持っているわけではないのだなぁということ。そして意外にも授業の技術論がきちんと身につけられていない先生も多いのだなぁと感じます。特に学校の先生に感じることが多くありますが、それは塾・予備校の先生も同じこと。 

我々の「常識」というものがあります。それは、初めてアルバイト講師として教壇に立つ時に、とある大手塾の事前研修で教えられたことでした。

「生徒に背を向けない」

これが何をおいても基本中の基本。黒板に対する立ち位置ですね。本当に厳しく言われましたし、目線の位置、立ち位置、生徒からの死角、そういうことを徹底して言われました。今考えれば、大きな教室での黒板授業だったので、いろんな角度から見ている生徒がいますので、そういう気遣いをしなさいと言うことだったのだと思いますが、それでもその「体で覚えた」常識は今でも身についています。

「説明しながら喋る」

というのもこのひとつ。よく学校でも、教育実習生や新人の先生は、黒板に文字を書き始めると説明が止まってしまうというケースが多々ありますが、あれが一番生徒を置き去りにしているケース。何でもいいんですが、黙らないというのは結構大事なことです。

例えば、日本地図をホワイトボードに描いている時でも、黙って描かないで、
「えーっと、北海道がここでしょう? ここ、こんな風に出てるよなぁ、んで、こっから中国地方で、その下、四国ねー…」なんて話しながら描いていた方が、授業が中断しません。

「対話形式で発問する」

というのもこの流れで身につけるべき手法ですが、「その下四国ねー」と言わず、「その下、何だっけ?この島?」なんて聞きながら書けば、それはそれでまた勉強になるわけです。

学校の授業を見学しても、映像授業のデモを見せていただいても、意外に気になるのが「完全に背を向ける」先生の多さです。桜学舎で授業をする講師には、そういうところをうるさく言っています。だからって、内容には関係ないだろう?と言われればもちろんそれまでなのですが、これはあくまで「プロ」としての意識の問題です。

まぁ、大手塾だから素晴らしいのだ、桜学舎は弱小塾だから授業も下手くそなのだ、というようなステレオタイプ的見方しかしない方は、そもそも桜学舎になんて来ないのですから問題ないのかもしれませんが、大手塾だから素晴らしい、そうじゃないからダメってのも違うような気がします。

もちろん、まだまだなところも多いので、桜学舎はますます精進して参ります。