このところ、中学受験コースへのお問い合わせをいただくことが多くなりました。地元の台東区や文京区からのお問い合わせの他に、最近では日暮里舎人ライナー利用の足立区や千住方面からのお問い合わせも頂き、また文京区も少々遠方から、台東区内も少々遠方からと、あれやこれやとお問い合わせをいただくことが多くなりました。大変ありがたいことです。

なかなか入会案内を更新することもできず、またホームページにもあまりセンセーショナルな表現で私たちの考えを書くわけにもいかないので、一通りのご説明をしているのですが、やはり遠回しな表現ではなかなか伝わらないこともあるものです。だからと言ってそんなあからさまにいろんなことは言えませんが(笑)、もう一度桜学舎の中学受験コースについて書いておこうと思った次第です。

◆◆理念◆◆
中学受験についての考え方は様々だと思いますが、桜学舎では中学受験を「成長過程の一つ」と捉えています。というのは、「鍛えれば誰でもできる」というものではないと思っているからです。

頭で、理屈で考えればその通りなのですが、実際にはお子さんによって大きな差異があります。それは能力的な問題ではなく、年齢的・時期的な問題なのです。

小学生のうちは、随分大人っぽい子もいれば、とても幼い子もいます。成長の度合いがものすごく違う時期なのです。これが高校生くらいになればだいぶ差がなくなるものですが、小学生というのはまだまだ子どもです。ゆえに、その適性のある子はガンガン鍛えれば果てしなく伸びていきますが、まったく勉強への興味を開化できない段階の子もいます。だからと言ってその子がダメな子なのかといえばさにあらず、中学や高校でずば抜けた大変化を起こす子もいます。小学生というのは本当に未知の領域が多い時期なのです。

ゆえに、才能が開化してガンガン鍛えられる子は、是非大手受験専門塾へ行って、バッチリ鍛えられて有名私立中学へ進学された方がいいかと思います。目安として首都圏模試で偏差値60以上の学校でなければならない、またはそういう学校に進学することを最初から目的として受験勉強を始められる方は、残念ですが入会をご遠慮頂きたいのです。そもそも桜学舎では最上位校に対応するカリキュラムを準備していませんし、そういう指導も行っていないのです。
首都圏模試の偏差値表はこちらからご確認ください
100%厳密に60以下ということではないのですが、あくまで目安としてお考え下さい。また、学習していくうちに力を伸ばし、上位校を受けてみようと思われる方もいますが、60を超えたら即塾をやめさせられて大手進学塾へ行かされるということではありません(以前、そう言って本気で心配している子がいました)のでご安心ください

ただ、私たちの感覚でいうと、首都模試偏差値60以上はなかなか別世界というか、急に入試問題の質が変わって来るように思います。ポテンシャルや実力だけではなく、ある程度のテクニックや解き方のコツみたいなもの、また発想の転換などが必要になって来る問題が多くなるように思います。しかし、60以下の学校の入試問題を見ると、有名な入試テキストシリーズに掲載されているような難問や応用問題を泣きながら解くよりも、もっと基礎的な問題を繰り返して身につけた方がいいのではないか、と思うようなものが多いものです。もっと言ってしまえば、そんな難しい問題が解けなくても十分合格できるよ、と言いたいのです。もっともっと基礎をきちんと学習させたいのです。

私たちは「未来の秀才」をお預かりしたいと思っています。あくまで中学受験は「成長期の一過程」であって、中学高校に成長の余地を残している子を指導していきたいと思っています。決して上位校受験を否定しているわけではありません。私たちは扱ってませんということを申し上げておきたいだけです。ですので、「せっかくやるんだからトップを目指せ」と思われる方は是非大手さんへお願いいたします。

◆◆通塾日数はなるべく少なく◆◆ 
厳しい受験塾へ通っているお子さんは、毎日塾通いなんて子もいるようですが、それではせっかくの小学校生活が全て塾生活になってしまいます。費用対効果を考えて利があるとお考えの方なら敢えて否定もしませんが、私たちはやはりのびのびと小学校生活も送って欲しいと思っています。ただし、やはりそこには物理的・時間的限界も存在します。

桜学舎では、中学受験コースを以下のような形で設定しています。
ー験勉強の期間は丸2年。小5・小6に限定しています。昔の中学受験を経験している方ならお分かりでしょうが、私たちの世代では受験勉強は5〜6年の2年間でした。いつの間にか4年生から、いや3年生からとその期間が伸びてきているのはどうも不思議な傾向です。きっと、最上位を目指すお子さんたちが早いうちから準備をするのだろうと解釈していますが、桜学舎の受験コースは2年間で十分です。ただし、2年間はしっかり勉強しましょうね、ということでお預かりします。

通塾日数は基本的に3日です。あえて毎日通いたいので日数をばらして欲しいというご希望を頂く方もかつてはいましたが、こちらが想定している通塾日数は3日です。
5年生前期は、算数、国語、理科、社会の4コマ。1日だけ2コマ続きの日が出来ます。
5年生後期になると、算数を1コマ増やします。算数、算数、国語、理科、社会の5コマ。2コマ続きの日が2日間になります。特に料金は変わりません。
6年生になると、ここへ「受験演習」という時間が増えます。週3日、毎回2コマ続きになります。受験演習の時間は、個別の子もゼミの子も、全員ゼミへ出席していただきますので、個別指導のみで受講している生徒も、他の受験生と顔を合わせ一緒に勉強する時間が1コマあります。ここで「みんなと一緒に頑張る」という部分が補完されます。

◆◆基本はゼミ形式で/個別対応も随時◆◆ 
受験コースを選んで頂く方は、できればゼミ形式の授業へ出て頂くのが基本です。というのは、やはり学校で習っていないことや解説を必要とする場面が多いため、個別指導の演習形式で進めて行くのはなかなか難しい場面もあるからです。もちろん個別指導でというご要望にもお応えしていますが、その子の進度や性格、身についてきている学力などを加味して、科目ごとにゼミと個別指導を使い分けたりもオススメしています。

◆◆お父さんお母さんのサポートは無理をせずに◆◆ 
ご両親の気合が入ってしまって、家でお父さんやお母さんと一緒に勉強しているというケースを時々見かけます。しかし、結局家でも大人が「教え」てしまうと、結局その子は自力で考える、苦しんで考える、習ったところを振り返る、試行錯誤してみるという時間を取れないことになります。

また、結局宿題も正解の状態で持ってくるので、よく出来ているとしか塾では判断できません。つまり、塾ではよくできているのにテストは出来ないというケースは、家庭学習の段階で満点答案を作って持ってきてしまうということが原因であることが多くあります。また、結局子どもは大人が問題を解く場面を見ているだけで、自分で解いてできるようになるというところへ行き至っていないというケースが多々あります。周囲が一生懸命にサポートすればするほど成績が伸びないのが中学受験勉強だと言ってもいいでしょう。

本人を試行錯誤させること、また出来ない問題をどう捉えるのかを教えるのが大人の役目だと思います。分からないことは恥ずかしくない、一つ一つ分かることを増やせばいい、今まで習ったところを振り返ってみろ、もう一度やり直してみろ、そういうアドバイスを送っていただきたいのです。特に子どもは、宿題を何も見ずにテストのようにやっていることが多々あります。授業のノートやテキストの解説、自分のメモなどを見返しながら復習をすることが宿題の目的なのだと教えてあげて欲しいと思います。

ゆえに、お家でご両親がサポートする場合は、是非内容ではなく、捉え方、学習姿勢をアドバイスし、「お前なら出来るさ」と勇気付け・励ましをお願いします。

◆◆塾の掛け持ちはご遠慮ください◆◆ 
以前は、大手進学塾の補習をして欲しいというご要望もありましたので受け付けておりましたが、現在では他塾のご指導は受け付けておりません。このブログのアーカイブ記事を読んでいただくと分かるかもしれませんが、授業でわからないことに対して授業を付け加えることが決して効果的ではないと思っているからです。また、結局は授業漬けになってお子さんが疲弊するわけですし、そもそも授業で分からなくなっている時点で大丈夫なのかという問題、さらにはお子さんが混乱する場合もあるというリスク、そして最終的には誰の責任になるのだという問題… トラブルになる可能性も非常に高いと判断しています。ゆえに、他塾との兼塾(例えば算数だけは他へ行くなどというケース)も含め、大手塾の補習等々はご遠慮いただいております。

◆◆当たり前のことをきちんとできるように◆◆ 
受験生だからと言って、特別扱いはしません。むしろ、ご両親への感謝を忘れてはいけないとか、自分のことをきちんと自分でやりなさいと指導したりしています。特別難しい勉強をしている選ばれし者であるなどという受験生の扱い方は、教育上よろしくないと考えています。特別難しい勉強はせずとも、「きちんと宿題をやる」「自力で正直に真正面から勉強に向き合う」「自分に嘘をつかない」などという「当たり前のこと」をきちんと当たり前にやれる人間になるよう指導します。そもそも当たり前のことが当たり前にできている人が一番強いのはどの世界でも同じことです。成績が良い子は、休まず、やるべきことをサボらず、誤魔化さないでやっている子です。

◆◆習い事をやめる必要はありません◆◆ 
楽器、ダンス、水泳、芸能活動等々、今の小学生は忙しいものです。これらを中学受験を理由にやめるお子さんがいますが、決してやめる必要はありません。6年生になったら少しボリュームを落としていただくことがあるかもしれませんが、基本的に好きでやってることなのでしょうから、気分転換にもなりますし、勉強への張りにも繋がることが多くあります。ですので、桜学舎では基本的に習い事をやめる必要はありませんよと申し上げています。近年ではかなり多忙な芸能活動をしながら立派に第一志望の中学校へ合格して行った例も複数あります。 水泳の実力者もいました。好きなことは思い切りやって、勉強も全力で…というのが桜学舎のスタンスです。

◆◆そんなに難しい問題をやる必要はありません◆◆ 
近隣の私立中学校の入試問題を見ると、大手塾の有名シリーズテキストに掲載されているような難しい問題は出題されていません。むしろ基礎的なテキストの「例題」で解説されているような問題が出されており、同じタイプの問題を練習して行った方がよほど実力がつくと思われます。中学受験というと、ついつい難しい問題をたくさんやらなければいけないのでは無いかと思い込んでしまいますが、 実はきちんとした基礎をやっていた方がよほどいい場合も多々あります。

◆◆近隣の私立中学校の傾向に精通しています◆◆ 
地元の方が公立を選ばずに私立中学へ行くというケースが多くある中、そういう実績も数多く積んでいますので、出題傾向やどこまでの対策をすべきなのかという指導感覚は掴んでいます。そこが「応用問題」よりも「基礎学習」と言い切れる部分であり、入試を突破することももちろんですが、中学へ進学した後の学力も考えて、指導をしているということなのです。

5年生から桜学舎で受験勉強をされる方はもう少し長期戦略で少し上の方の中学をお考えかもしれませんが、もしこの時期や6年生からあらためて受験を志す方、また転塾をお考えの方で、地元の私立中学校をお考えの方はどうぞお早めにご相談ください。1年で間に合う学習を考えて行きましょう。

地元の私立中学校の一例 → 駒込中/京華中/京華女子中/東洋大京北中/聖学院中/女子聖学院中/上野学園中/十文字中/文京学院大学付属女子中/淑徳巣鴨中/日大第一中/東京成徳大中/桜丘中/武蔵野中/等々 

※開成中、本郷中、巣鴨中なども近隣にはありますが、受験指導は大手有名進学塾さんに全てお任せしております(笑)


あれやこれやと書き連ねましたが、桜学舎の中学受験コースは「万能」ではありません。目的を絞ったコンセプトで開講していますので、それ以外のものには残念ながら対応が出来ません。大変心苦しい限りなのですが、どうぞご理解の上、お問い合わせいただけたら幸いです。