どうも「塾」ってところは一般的イメージで誤解をされることが多いようで、

「学校なんて塾さえ来ていれば大丈夫」
「学校の授業より塾の授業をきちんとやっていればいい」

などと言っているかのように思われるようです。直接的にはそんなことを言われたことはもちろんありませんが、そういうイメージを持ってるのかなぁ?と感じるケースは時々あります。あまりよその塾のことは分かりませんが、いわゆる世間的な、一般的イメージってやっぱりそういうものなのかなぁ?と感じることがあるんです。

ただ、桜学舎では、特に最近「学校の授業をちゃんと聞け」ということを生徒に言っていますし、保護者にもやはり同じような説明をしています。分からないなら分からないなりにちゃんと聞いておかないと、どうにもならないケースというのは多いものです。そういう最悪の事態を避けるためにも、まずは基本動作がきちんとできてないとね、という意味でそうお伝えしてるのです。

ここ数年見られる傾向として、特に苦手科目を抱える高校生などによく見られるのですが、
「授業が全然分からなくて、教えて欲しい」
という依頼。まぁ、それ自体はよくあることなのですが、実は蓋を開けてみると、本当に「ゼロ」の状態で来ているのです。「そんなことから教えるの?」という、もう最初の最初から全部教えてくださいという状態で来るケースが時々見られるのです。

そもそも塾の授業なんて週1回程度なのですから、やはり「補完」をする場所です。ゆえに、「学校の授業が半分くらいしか分からない」というくらいで来て頂いて、残りを補充し、トレーニングを積むと成績が上がるという仕組みです。ところが、「学校の授業から全部やり直してください」という「学校授業の再生」を依頼されると、それだけで授業が1回終わってしまうのです。その後のトレーニングも何もできませんから、結果を伴いにくいのです。第一、学校の授業のやり直しだけで1回分の授業が潰れていますので、ではあと2回授業を入れましょう、5科目やりましょうなんて話になったら大変なコマ数と大変な金額にもなってしまうのです。

様々な要因で、学校の授業が分からなくなることがあるでしょう。本人がサボってしまって遅れを取り戻せないとか、先生との相性が良く無いとか、いろんなことが原因で授業がわからない、勉強が遅れているという子がいますが、 やはりそれはただ手放しで文句を言ったり嘆いたりしても始まらないこと。ゆえに、まず学校の授業を聞く努力をして欲しいのです。最初は10%でも20%でもいいので、聞いて来て欲しいわけです。

分からないのなら、予習をしてから行ったら?という話もします。教科書をあらかじめ眺めておくだけでもいいし、国語なら文章を読んでから行くもよし、少しパラパラと見てみるだけで、授業で初めて教科書を開くより数倍マシなんですね。今の子は「予習をしろ」と言われないようで、とにかく手ぶらで授業に行ってしまうケースは結構あります。でもやっぱり基本は学校の授業。 

中学生でも高校生でも、すこし学校の授業に意識が向いて来ると、成績が向上して来ます。学校の授業がわかるようになれば、そりゃ成績は上がりますよね。

桜学舎は地域の塾ですから、やっぱり学校の内容理解を第一に考えています。基本的には学校準拠型のテキストともう1冊標準版のテキストを使って、とにかく通常授業は学校の進度に従って学習を進めていますし、定期テストでの成績向上を目標に学習を進めています。

先日行った中学2年生対象の高校進学説明会でも、結論としては「3年生からではなく、次の学年末試験から始動しなさい」「まずは学校の定期テストの勉強をきちんとしなさい」ということを言っています。「学校じゃなくて塾の勉強をしろ」なんて全く言ってないんですね。むしろ「学校の勉強をきちんとやれ」と、そういうことを言っています。

どうも生徒も、塾が「勉強しろ」というと、塾の宿題をきちんとやれとか、学校より塾を重視しろとか、そんなふうに言っているように誤解されますが、ちゃんと話を聞いて欲しいのです。「学校の授業をちゃんと聞け」と言っています。その上で塾に来ないと意味がないとまで。ちゃんと意図を理解してくれた子は随分と姿勢が変わったといいます。分からない部分は聞いて下さい、困ったことは相談に乗ります、解決方法も教えます、やるのはあなたです。そういう指導をしているのです。

それから、桜学舎は原則学校準拠なので、桜学舎の学習イコール学校の内容の補完です。ということは、宿題も学校内容直結ですから、しっかりとやって来なさいと言われる理由がちゃんとあります。

その上での実力が重要。
ぜひ、誤解なきよう、一般的イメージにとらわれずに、塾を最大限上手に使って欲しいと思っています。