例の、現中3からの大学入試センター試験に変わる新試験「大学入試共通テスト」が話題です。
 
 ひとつ根本的なところとして勘違いをしないで頂きたいのは、大学入試の全部の試験が変わるのではなく、「センター試験」の方法が変わるということですので、私立大学の一般入試や国公立大学の二次試験も一律に変わるという話ではありません。今後入試の方針を変える大学も出てくるでしょうが、それはまだ分かりません。ただ、センター試験が変わるのは確かです。
 
 英語は「外部試験」「検定」活用が決定。10種類くらいが認定試験となるようですが、受験時期は高校3年生、回数も2回までと指定され、受験した中でのスコアを提出することで英語の試験とする方向のようです。ただし、23年度までは従来のマークシート式の出題も継続し、民間試験と併存させるとのこと。大学は、マークシート式か民間試験、あるいは両方を活用することになります。17、18年度には、高校生ら5万〜10万人規模で新共通テストのプレテストを実施し、19年度にはテストの詳細を示す実施大綱を策定するとのこと。

 英語に関しては、こうなると「使える4技能英語の習得」が最低条件になります。英検だけではなく、TOEIC、TOEFLに加え、最近出来たTEAPやGTECなど、いわゆる「コミュニケーション英語」能力試験が評価の対象に入ってくるでしょうから、まさに4年前に桜学舎が飛びついた「Lepton」の基本コンセプトそのものです!こればかりは「先見の明」があったと思っています。

 小中学生の皆さんは、今こそLeptonですね!桜学舎は、小学生(未就学でも大丈夫!)からLepton、中学生はLeptonのアドバンスを、途中からは「英語速読」に切り替えて、高校3年生まで! 桜学舎の「本科」の英語授業の他に、副教材・補強型のカリキュラムも高校生までキレイにつながっています。英語の体制はバッチリ整っています。中学受験で英語受験をお考えのお子さんも、今夏は「Lepton」と個別指導「英語」を組み合わせたコースを設置し、英検対策・英語入試対策を展開します。

 また、新テストでは、国語・数学については「記述式問題」を導入し、従来の暗記詰込み・テクニックで乗り切る入試からの脱皮を目指すようです。両科目とも3問程度ずつ出題されるそうですが、文科省は5月に記述式問題の例を公表しています。調査での平均正答率は国語が33.1%、数学が23.8%だったそうで、出題が難しい、また受験生の真の実力が不足している傾向が見て取れます。

 さらに! 記述式問題の導入に加え、マーク式問題も思考力を重視した内容に見直されています。

 国語と数学のマークシート問題例を文科省が発表しましたが、「正解数を指定せず合致する選択肢を全て選ばせる」出題など、なかなか厳しい形式を盛り込んだものがありました。

 例えば国語では、古文とその解釈や感想についての対談が出題され、「適切な内容を選択肢(1)〜(7)のうちから全て選べ」と複数を選ばせる形式となっていました。正答は2つで完全解答。両方ともマークしないと得点が認められません。調査での正答率は2.5%と著しく低かったそうです。大学入試センター側は、「問題文を読まなくても選択肢を検討すれば分かるというテクニックによらず、真の思考力につなげるため」と狙いを説明していますが、やや設問形式が厳しいような気も。今後検討されるようではあります。

 また、数学では、都道府県別の平均睡眠時間を気温や通勤・通学時間などのデータと関連付けて考える問題が出題されていました。

 桜学舎では、開校当時から「テクニックに頼った受験は大人になってから大変なことになる」「作業・手順で勉強をするな」と口を酸っぱくして言っています。しかし、昨今、大手学習塾で受験勉強をした経験をお持ちの保護者も多く、あの時代に「とりあえず意味が分からなくてもこのテクニックで正解を出して乗り切ってしまえ!」というやり方を覚えている方がいます。そしてそれをお子さんに教えてしまう方も… ところが、時代は変わっているのです。子どもの数が多かったあの頃は生存競争が激しく、小さなことにいちいち構っていられなかったものですが、今や子どもの数はあの頃の1/3。ゆえに一人一人の真の実力をしっかり見定められます。これからは大学の入学定員も狭まっていきますし、うわべの実力や、名ばかりの学歴はすぐにメッキがはがれ、使い物にならないと言われる時代。もうすぐそこまで来ています。

 理解し、意味がよくわかって、理屈を理解した上での「正解」が出せる人間を養成したいという方針が、この大学入試共通テストの出題方針に見て取れます。

恐らく高校生の通塾率も上がってくるでしょう。いい加減な方針だった塾は淘汰され、桜学舎の時代が来る…と信じたいところです!(笑)


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民間試験・マーク式併存=センター後継、英語で4年間−文科省
2017年07月10日 15時04分 時事通信

 文部科学省は10日、大学入試センター試験に代えて2020年度に始める新共通テスト「大学入学共通テスト」の英語について、英検などの民間試験を活用するとともに、23年度まではセンターが作成する現行のマークシート式試験も併存させる実施方針の最終案を有識者会議に示し、了承を得た。同省は週内にも実施方針を決定する。
 文科省は5月、新共通テストの実施方針案を公表。英語については20年度から「読む・聞く・話す・書く」の4技能を試す民間試験に全面移行する案と、4年間は「読む・聞く」を試す現行のマークシート式の出題を継続して民間試験と併存させる案の2案を示していた。
 しかし、当初からの民間試験への全面移行に対しては高校・大学の関係者らから不安や反対の意見が強く、23年度までは併存させることにした。大学は、マークシート式か民間試験、または両方を活用できる。
 実施に当たっては、英検やTOEICなどの資格・検定試験のうち、必要な水準や要件を満たす試験をセンターが認定。この際、センターは実施団体に対し、共通テスト受験者に関する受験料の負担軽減策などを求める。
 大学には、できるだけ多くの民間試験を活用対象とし、民間試験や個別試験を通して英語4技能の総合的な評価に努めるよう要請する。
 新共通テストではこのほか、国語と数学で記述式問題を導入。国語は80〜120字程度で記述させる問題を含む3問程度、数学は数式や問題解決の方法などを記述させる問題を3問程度出す。