45もう、義母が亡くなってそろそろ七回忌を考えねばならない時期になりました。

私たちの年代にしたら、かなり頻繁に墓参りに出かけていると思いますが、それでもお墓のある真鶴は結構な距離があります。まぁ、義父のいる中伊豆へ行く通り道でもありますから、本当にこの10年は東海道線・駿豆線というのは通いなれた道になりました。真鶴ももう何年も通っていますので、何だかものすごく知った街になってしまったように思います。その実、半島の方は実はその昔1回しか行ったことがないんですけどね。

その流れで、土日がちょうど祝日でお休みになりましたので、久々に熱海で一泊。熱海の湯は実は私にとても合っていて、満身創痍(笑)の私の「痛いところ」に効いてくれる湯なのであります。以前何度か行った時もそうで、どこが悪いのかが一発でわかる湯。今回も、膝、腰、そして近年上がらない五十肩(笑)、首周り(全部じゃん!)にギュンギュン効いてくれました。ビックリ。翌日帰りの下半身の軽やかなこと。うーん、何とかして熱海の湯を手に入れられないものだろうか?と真剣に考える始末(笑)まさか我が家の狭いマンションに湯を持ってくるわけにもいかないしなぁ…(笑)しばらくは、セコセコと湯治に行くしかなさそうです。

さて。日曜日はゆっくり熱海見物…
ではなく、昼過ぎにはもう新幹線に飛び乗り帰京。実は予定がありまして。

29生徒から来て欲しいと言われていた文化祭へ。
東京女子学園の「梅香祭」へ行ってまいりました。

「先生、文化祭なんて行くの?」

というお声も時々あります。ええ、都立、私立問わず結構チケット頂いて見に行くことがあります。チケットに名前をきちんと書いて来てくれて、ご招待いただくのですから、予定が合いさえすれば行くことがあります。もちろん、学校見学という意味合いもありますが、私たちのような地元密着の塾・小さな塾は、本当に私たちの「選球眼」でその子に合った学校をオススメし、受験させることが多々あります。ですから、その子が高校に進学してどんな生活を送ったかというのもとても気になります。まぁ、いわゆる「アフターサービス」ですね(笑) そういう意味でも、見学に行って高校生活の充実ぶりを実感したり、お世話になっている先生にもご挨拶しておいたりと、いろいろ意味合いがあります。

今回はダンス部の発表を見させていただきましたが、何だか胸が熱くなりました。ああ、こんなに一生懸命やってたんだなぁと思うと、嬉しくもあり、感動もし。体育館での発表後に、海外研修の展示も見てきましたが、実に楽しそうに英語研修に行っている様子が見られました。もちろん、いろいろあるんでしょうけど、この子はこの学校に入ってとても充実したんだなぁと思うと、ホッとしました。この先もまたもうちょっと頑張って次のステップに進んで欲しいなぁと「欲」も出て来ました。

帰りがけにお世話になった先生ともお話し出来て、こちらも充実。生徒の名前を言うとぱっと理解してくれて、その子の情報が出てくる、そういう先生方にお任せできるのはこちらも安心です。またこうして生徒をお送りしたいなぁと感じる瞬間。感謝です。

この子の学年が、実は私の「レギュラー出講最終年」と位置付けています。塾長がいつまでもいつまでも現役にこだわって授業へ出講していると、若手が育ちませんし、塾長が本来やるべき「全体を見渡す」「生徒のケアをする」という仕事が「授業」で手一杯になって疎かになります。学校でも校長先生が授業に入りまくっていたら校長として仕事が滞るでしょう? 現場は徐々に若い先生たちに譲って、私たちは私たちがやらねばならない大切な仕事を充実させていこうと思っています。

よって、教壇に立って30年になる来年で、私はレギュラー授業への出講を最後にしようと思います。もちろん代講や講習授業・テーマ別講義など、単発イレギュラーでは授業を継続したいと思っていますが、毎週何曜日何限は何、みたいな固定授業をもたないことが目標です。これも、先日のパーティーで発表しちゃったんで、もうここでも言ってしまうのですが、そういうつもりでいます。まぁ、目標は目標ですけどね。

その分、進路指導やこうして生徒をケアに回る、そしていろいろ見て回る、そういうことを今まで以上にやっていこうと思っています。

ひとまず、来年の受験生たち。いい形で送り出せたらいいなぁと思っています。
もちろん、今年の受験生ももちろんね。ただ、今年の大学受験生たちは結構AO入試や推薦入試で決まりそうな感じです。長年通ってくれている子たちが多いので、とにかく評定平均が結構取れているんですね。女子が多かったというのもあるのかもしれませんが、 とにかくみんなAO・推薦が多く、一般受験は数名の予定。今年は大学受験生は塾長出講は無さそうです。

別に、引退するわけじゃないんで、そのあたりを勘違いなさらぬよう(笑)