12以前通信に書いた読書レビューを、実はこのブログには掲載していませんでした。ただ、最近またこの本が活躍するようになり、数冊購入して社員に配ったり、人に勧めたりしています。既に友人の塾長が何人も買って読んでいるようです。

ということで、少々加筆修正した再録。
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「どうしてこの本を30年前に出してくれなかったのだろう?」

私は読後、真っ先に感じました(笑)
無理ですね、著者は若い女性ですから。
でも、30年前にこの本と出会っていたら、私はかなり女性にモテたと思います(笑) そして女性に対する理解が深まったのだと思います。これほどまでに明快に「女性」というものを解説してくれた本はありません。ビックリしました。

特に前情報があってこの本を購入したわけではありません。たまたまお休みの日に書店に立ち寄り、いつもの如くビジネス書のコーナーを行くと、印象的な黄色い表紙で、長いタイトルの本が目に飛び込んできたのです。衝動買いに近い形で手に取りました。かつて、「あなたの会社が90日で儲かる」というピンクの本を衝動的に手にし、そこから今や高名になられた神田昌典氏に出会ったという経験があるので、私はこういう直感的な出会いは割と大切にするのです。

私は、正直、結婚して初めて「これほどまでに男性と女性の考え方は違うのか」と分かった気がします。お恥ずかしながら、「お母さま」という女性を相手にする仕事に就いているにもかかわらず、やはり女性的な考え方をなかなか理解出来なかったり、話が要領を得ないと思っていたり、若かりし頃はそんな感じでした。しかし、その話の本質がどこにあり、何を求めているのか、そういうことが朧気ながら分かってきたのは、結婚をし、女性と生活を共にしてから。そもそも、大切にしているポイントも、行動や考え方の本質も、男性とは全く異なる場合があるんだということを実感的に知ったように思います。

この本の中には、様々な事例として、女性の本質を理解できていない男性上司の例が出てきます。「あ、これは昔の俺だ」という例が数限りなく出てくるので、恥ずかしい(笑) 読了後には、この本にはかなりの数の付箋が貼り付けられることになりました。

たとえば、

「社会全体より身近な人に認めてもらいたい傾向の強い女性にとって、上司から「ありがとう」と言われることは、男性の想像以上に意味があり嬉しいものなのです」

とあります。

確かに、知りもしない人に褒められることよりも、身近な人に褒められることの方が大切なんだというのは分かります。恋人でも妻でも、まず私が褒め、認め、感謝することが大切だったんですね。昔は出来なかったなぁ、確かに(笑)だからダメだったんですね、私。

「目的意識の強い男性は、『効率的に』と考えるあまり、知らぬ間に人の話を遮っていることが多いのです」

というのも、正に私でした。そういえば大学に入りたての頃、友人たちとイベントの打ち合わせをしていた際に女性陣がいろいろと話を脱線させてしまうので、イライラした私が「ちゃんと話そうよ」と言ったところ、「ほら、すぐ怒るぅ!」と一斉攻撃に遭いました。ダラダラ話さないでサクッと決めること決めて、あとからゆっくり雑談すればいいと思っていた私が打ち砕かれた瞬間を今でも覚えています(笑)ああ、これだったのかな?と、この指摘もとても納得しました。

「女性にとっては単に結論を話すだけでなく、そこに至る細かい情報や状況も伝えないと、きちんと報告したことにならない、という思いがあるのです」

というのも、もう完全に妻そのものですね(笑)
しかし、最初の頃の私はこの思いに気付かず、結論がいつまでも出てこない話にイライラし、うんざりし、「で、結局どういう話?」なんて口にして、険悪になってしまうこともありました。仕事においても、プライベートにおいても。後に女性のこういう思いに気付き、初めて自分とは思考過程が全然異なるんだということを理解したのです。

妻に限らず、私に接してきた女性たちは、何となく私に「馬鹿にされている」と感じたこともあるのでしょうね。決して馬鹿にしているわけではなかったのですが、その「違い」を理解できてなかったのは不幸としか言いようがありません。

こんな、話が数限りなく出てきます。もちろん「男性」「女性」とひとくくりにするのもよくないのだと思います。実際、この本の中にも、「女性は『女性だから』とひとくくりにされることに対して拒否感を持ちます」とありますので(笑)

ただ、あくまで一般的傾向としてですが、やはり「男性脳」「女性脳」というような思考の傾向はあるように思います。男性脳が強く傾向として出ている男性は、やっぱりこの本で指摘されているような「女性的思考を理解していない」のだと思います。これは、上司と部下というシチュエーションでももちろんですが、実は「夫と妻」においても同様のケースがあるのだと思いますし、「父と娘」でもしかりです。

やはり、女性にモテる男性は、女性に話をさせていますね。そして女性の話をよく聞いています。女性に話をさせればさせるほど相手は自分のことを好きになるんだそうですよ。嗚呼、若かりし頃知りたかった情報(笑)女性と仲良くなるために必死で話題を作り、一生懸命話をしていたアホな自分に、タイムマシンで遡って教えてあげたいものです。

この本は男性上司と女性部下を想定したビジネス書なのですが、私がこの本を一番読んで頂きたいのは、娘さんとなかなかうまくコミュニケーションが取れていないお父様です。この本を是非読んで、付箋貼りまくって、そして女性の考え方を学んでみることをお勧めします。桜学舎の専任スタッフには買い、読んで勉強して下さいと渡しました。

ちなみに、この本をFacebookにアップしたら、大学の後輩からコメントが来ました。「著者の彼女、ボクの高校の後輩です!」と。

それがご縁で、著者ともFBでお友達に。
2017年の引き寄せの法則。
いつか著者にもお会いできる気がしています。