Baby Metalはもうすっかり有名になりましたね。
数年前に彼女たちを絶賛する記事をこのブログでも上げましたが、すっかり「世界のBaby Metal」になってしまってびっくりです。

昨年、さいたまスーパーアリーナで、「Guns'n Roses」の来日公演を観に行きましたが、オープニングアクトがBaby Metalで、そっちの方がよほど嬉しかったものです(笑)もちろん、ガンズも良かったんですけどね。

さて。
そのBaby Metalのバックバンドは「神バンド」と言われ、これまた驚愕の凄テクを誇るミュージシャンが揃っています。兼任だったりスタジオミュージシャンだったりするので、メンバーは固定ではないのですが、それでもメンバーはある程度決まっていて、それこそ音楽スクールで講師を務めているような方々ばかり。すごいメンバーなんです。

が。
その中の一人。
小柄なことから「小神様」と呼ばれていた舞台下手のギタリスト・藤岡幹大さんが天体観測中に高所から落下してお亡くなりになったとのこと。
驚きとともに大ショック。謹んでご冥福をお祈りいたします。
彼の勇姿は
https://youtu.be/mcM6ru0g-tE
こちらから。

ふと。記事を読んで思ったことがあるのです。
奥様とお二人のお子さんが… という部分。
勝手な思いですが、「ああ、ご家族がいて良かったな」と思ったのと同時に、夢を追いかけて素敵な人生だったのだろうなぁと。動画を見ての通り、自由自在にギターを操れるこの技術は、ギタリストとしては夢のまた夢。練習次第だというようなレベルではなく、やはりそこには天賦の才能があります。ギタリストの端くれである私は、憧れとともに自分の才能の無さに絶望すらするレベルです。

職業柄、人の人生の「目標」や「進路」というものの相談を受けることが多々あります。最近は公務員だの、IT企業だのといろんな安定職が出て来ます。しかし、いつの世も、

「ミュージシャン」
「漫画家」
「声優」
「お笑いタレント」
「小説家」

なんてのも出てくるものです。
その際必ず出てくるのが、

「そんなんで飯が食えるわけがない」
「まともな仕事を考えろ」
「そんなのは仕事じゃない」

という言葉。親御さんや周囲の大人から必ず出て来ます。もちろん、若いうちからそういう努力をずっと続けていて、裏付けがあって目指しているのならば周囲もあまり厳しい目を向けることもないのかもしれません。思いつきで言うような甘い考えの若者が多いのも事実です。でも、甘いのは若者の特性でもありますからね。

「夢を持て」
と言うのはいつも大人なのに、その夢が「月給」に結びついていないと、
「その夢はダメだ」
と、夢自体を選別しているのも大人なのではないかと思います。

藤岡氏も、ちゃんと自分で道を切り開き、家族をきちんと養っていたという事実が、私にはズンと響きました。さらに、ロックミュージシャンなら是が非でも出たい英国のソニスフィアのフェスのステージに立ったり、驚くべきミュージシャンと同じステージに立ったり、神バンドとして世界で注目され始めた、そんな矢先の事故… 残念すぎます。

ただ。
ロックで家族を食わせていた。そこが私は一番涙したところでした。もちろん並大抵な努力ではなかったのでしょうし、ご家族の協力も多大だったのでしょう。でも、ちゃんと夢を実現させて音楽で家族を養っていたのは、「夢を諦めなかったから」じゃないかと思うのです。

私もロックで食うのが夢でしたが、才能も努力も到底及ばず、30にして方向転換をしました。それでも夢を諦めずに努力した同級生は今でも芸能界で第一線で活躍しています。音楽にドラマに大活躍。奥様も有名女優さんですから、本当に驚きます。

若い頃、やりたいことを思い切りやる。
それが大事だと、やっぱり改めて思う出来事でした。

謹んでご冥福をお祈りします。本当に残念…