日曜日。
またまた、教え子が「婚約」の報告に来てくれました。中学生、イガグリ坊主の頃からの付き合いですから、もう15年ほどになるのですね。人生の約半分、私とのおつきあいがあったことになります。

千葉でやっていた塾の教え子で、私の東京移転とともに彼も東京の大学へ通いだし、上野桜木に寄ってくれるようになって、大学院時代も含め通算6年間、桜学舎の講師として理系中心に主力で働いてくれました。大学院卒業後に、誰もが名を知る大手シンクタンクに就職し、きつい仕事環境だったようですが持ち前の真面目な努力で、現在も安定して働いているとのことでした。

ちょっと前に少しだけ塾に顔を出した彼女。なので、顔は知っていたのですが、この日はゆっくりとお話をしました。彼は本当にいい奥さんと巡り合ったなぁと感じました。何だかこの年齢になってくると、結婚の報告を受けたり、お相手を紹介されたり、式へお招き頂いたりすることが多くなって来ますが、何だか一人一人「いっちょあがり」となっていくのは、他人様のお子さんながら、我が子のように嬉しいものです。

偉そうなことを子供たちに言うのが私の仕事です(笑)
知ったような口をきき、人様の人生の選択に指針を与えてしまうのが、私の仕事だったりします。ですから、常に、

「あの時のアドバイスは正しかったのだろうか?」
「あの時の選択は正解だったのだろうか?」

そんな思いが付きまといます。私が常に正解を持っているわけでもなく、むしろ間違うことだってたくさんあるわけで、大人がみんな正解を持っているというのは残念ながら子どもの幻想だと思います。

しかし、こういう人生の節目の報告を受け、それまで歩んで来た道を聞いたり、二人が仲睦まじくいる様子を見ると、本当に心からホッとします。自分のアドバイスの「答え合わせ」をしているようで、また自分の「通信簿」を付けられているようでドキドキしますが、やっぱり幸せそうな笑顔を見ていると、「ホッとした」というのが正直なところですね。

あえて言いますが、たかだか「塾の先生」です。
自分も含めてですが、塾の先生に人生の報告をするなんてほとんど聞いたことがありませんし、塾の先生とそんな交流を続けているという話もあまり聞いたことがありません。必要な時に、必要なだけ通って、それ以上は特に交流もないでしょうし、塾なんてそんなものでしょう。

ですから、桜学舎はそういう意味で、世間一般的な「塾」ではないのかもしれません。

桜学舎のスタッフ紹介の動画をここ数日4本もアップしましたが、4人とも、「桜学舎ってどんな塾? 」という質問に対して、勉強だけじゃなくて何でも話せるふるさとみたいな塾と口にしました。実はこれ、事前打ち合わせ無しで撮影した動画です。みんなそんな風に思っているんだなぁと感心しました(笑)

もちろん、全員が全員そんな子ばかりではありません。当たり前ですし、それでいいんです。
でも、どういう子であれ、やっぱり人生のほんの一部でも関わった子たちですから、少しでも覚えていてくれたり、大きくなって立派になって会えたら、本当に心から嬉しいなぁと思うのです。

先日も、ダンスグループでメジャーデビューした教え子が人づてに「会いたいなぁ」って言ってくれていたと聞きました。組合の30周年のイベントで、教え子に仕事を手伝ってもらうこともOKしてもらいました。心強い教え子が増えて来たのが本当に嬉しいです。

何より、スタッフも教え子ばかりですからねぇ。

今春も教え子講師の結婚式が控えています。もうひとつもじきに報告が来るでしょうねぇ。先日も入籍日に塾に挨拶に来た子がいましたから、そちらもじきに式があるでしょう。ラッシュですが、こういうラッシュはいくらでも歓迎です。

幸せになっている証拠ですから、いくらでも!
おめでとう。こちらも幸せな気分になりますね。