千葉市。
なかなか賛否両論で大変ですねぇ。
何がかというと、千葉市が職員や教職員向けのLGBT対応指針を策定したというニュース。

この中で、性別などを決めつける言動を避けるため、「夫」や「妻」ではなく「配偶者」や「パートナー」、「お父さん」や「お母さん」ではなく「保護者の方」、「ご家族の方」という表現を使うよう求めているのだそうです。また、そして教育現場では、児童や生徒からのLGBTに関する相談を本人の同意なくほかの教職員らと共有しないことや、男女でデザインが異なる制服や体育着などは、本人が希望するものを着られるよう配慮することなどが盛り込まれています。

というのがニュースの内容。

このニュースのリアクションとしては、
「生きにくい世の中だ」
「そのうち、男とか女とかが全て差別になる」
「お父さん、お母さんという言葉すらなくなる」
などと、まぁ批難の多いこと多いこと。

うーん。いろいろご意見はあるのだと思いますが、この保護者と呼ぶ部分。
実は、教育の現場では、すでに随分前から意識的に「お父さん」「お母さん」と呼ばず、「保護者」と呼ぶ配慮はなされていたと思います。実は桜学舎でも、あえて「お母さん」と呼びかけたり、あえて意識的に「お父さん」と使う場合はあります。しかしあくまでこれは「意識的」に。

通常は「保護者」と書きますが、それは単純明快。
お父さんやお母さんがいない子がいるからです。
とっても難しいですが、桜学舎はそういうところまで配慮する塾 = ぶっちゃけて付き合う塾 なので、うちはお父さんがいないとか、お母さんがいないとか、そういうのはほとんど知っています。知っていないと困るのです。

「お父さん、どんな人?」
なんて聞いて、
「うち、いません…」
なんてうなだれられたら、
「あーー、あーー、ごーめーんー!」
ってなりますからね。なので、いろいろ伺っておかないと配慮が出来ません。
こういう理由もあるので、あえて「保護者の皆様」と書くことが多いのです。別に、LGBTだけに配慮しているわけじゃないのです。

他の世界ではこの呼び方に違和感があるのかもしれません。
でも、それなりに配慮する理由があるんだと思うのですね。桜学舎が保護者と書く理由は上記の通りなのですが、最近では保護者が日本以外のご出身という方も増えてきました。馴染みの深いアジアの国々のほか、ヨーロッパや西アジア、米国など様々。世の中が多様化してる以上に、各ご家庭の中にも「多様性」が含まれてきているように感じます。

センセーショナルにとらえられすぎているようにも感じますが、皆様はどうお感じですかね。
(前後して記事を書いているので、報道日付と記事日付が前後しています。ご了承ください) 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391471000.html