ふと昔のことを急に思い出すことってありますね。お休みの日にフラフラしているとそんなことがよくあります。

 
小学校の頃。
体育館の2階って妙に魅力がありました。梯子を登ると両側にデッキみたいな2階があって、照明とかが置いてある。当然いつもは登ってはいけない場所です。
 
いつぞやか、この2階まで梯子で登り、脇の梁みたいなところから飛び降りるって遊びが子ども達の間で流行ったことがありました。下に分厚いマットを置いて、単に飛び降りるだけ。でも面白かったのでしょうね、やんちゃな子たちはみんなやっていました。
 
実は私もみんなと一緒にやりたかったのですが、何となく勇気が出なかった…
そんなことで、みんなを遠くから眺めていたのですが、ある時「やっぱりやりたい」と思ったのでしょう、放課後、誰もいない体育館に忍び込んだことがありました(笑)
いや、忍び込んだというかね、入れちゃったというのが正解でしょうね。扉開いてたから(笑)
そこにはマットもあって、もう、
「やってください」
ってな状況で、私は迷わずカバンを置いて(ランドセルじゃなかったから、高学年ですね)梯子を登りました。

 
でも冷静な私。
「あ、ここで怪我したり死んだりしても、誰も助けに来ないなぁ…」
梁に登ったところでそう思ったのを覚えていますが、どうしても飛びたかったのでためらうことなくジャンプ!

 
ドサッ!
たーのしーーー!

 
二度三度と上がっては飛び降り、上がっては飛び降り。
何だか、吊り下がっていたロープみたいなのもちょっと遊んで、満足げに体育館を出て行ったのを急に思い出しました。あれ、面白かったなぁと。そういう時って、本当にびっくりするほど鮮明に画が浮かぶものですね。

 
そうそう。
そこから連鎖して思い出したのが、何度か飼育委員会になったこと。

その体育館に行く渡り廊下の脇にあった飼育小屋でウサギやニワトリを飼っていたのですが、餌が異常に無くなったことがあって、おかしいと思っていたら、何と!ネズミが外から飼育小屋の内部までトンネルを掘って出入りしていたのです!

 
小学生の頃の私ってアホなので(笑)、ネズミ捕り大作戦だ!と大はしゃぎ。みんなで大騒ぎしてネズミを捕獲にかかりました。まずやったのは、ネズミの穴にホースで注水!我ながらよく考えたなと思いますが、これが効果覿面。私は生まれて初めて水の中から息も絶え絶えになって飛び出てくるネズミを間近で見ました。そしてまさに「濡れ鼠」を網で捕獲。危うく「窮鼠猫を噛む」というところまで経験しそうでした。今考えると、噛まれでもしてたら面倒なことになっていましたよね。

 
猫が入り込んでニワトリが食われているのも発見したことがあります。怖かったなぁ、あれ。でも、意外に担当の先生が無機質に処理をしていたのを見ていた記憶があります。
 
学校に植えられていた夾竹桃の下に大量発生していたダンゴムシ。鶏のお散歩だとか言って勝手に外に放しておいて、ダンゴムシをガシガシ食わせていたっけ(笑)勝手に散歩させていいのかよって今だから思うけど、何の迷いもなくやってたような…

 
そう考えると、俺も相当変わり者の天然野郎でしたね。変なことに興味を持ってしまうし、やりたくなったらどうしてもやりたくなっちゃう性格。困ったものです。
その性格は、今もほとんど変わってないと思います(笑)やりたくなったら、どうしてもそれやっちゃう。あとで怒られる(笑)なーんも変わってない。
妻は大変だろうなぁ。すいません。

 
ふと昔のことを考えると、恥ずかしい思い出がいっぱい出てきますね。
あんま思い出さないほうがいいなぁ(笑)