夏期合宿が終わりました。参加者の皆さん、お疲れ様でした!
私達も毎年のことですが、この合宿から帰ってくると、一年の最大行事が終わったなぁと感じます。そして、私達のめざす「教育」という面が一番出るのがこの合宿です。
いろいろな情報収集もしながら、年後半の受験指導に大きく役立てていく、そんな合宿です。

いつもいつも思うことですが、この合宿では、生徒一人ひとりのご家庭での様子が透けて見えます。 今年は珍しく生徒に雷を落とした私ですが、まず第一に感じたことは、小学生が「幼い」ということ。もちろんこちらが驚くほど「大人」な子もいたのですが、特に男子が非常に幼いと感じました。合宿全日を通してこの調子で進んでいっては、全く成果を得ることが出来ないと思ったので、2日目の夜には東京の雷雨どころではない、最大級の雷を落としました(笑)

どんなところが幼いか?
それは、「全部大人がやってくれるのを待っている」というところ。
2日目のBBQ、お箸とお皿を持って焼いてくれるのを待っていたのは男子でした。ああ、お母さん甘やかしすぎだな!と思いました(笑)

お風呂の入り方がダメな子も。桶や椅子を片付けもしないし、ビショビショで上がってこようとするし、体を洗う前に湯船に入ろうとするし… 毎年のことでもあるので、実は桜学舎の合宿では、生徒たちが入浴する時間に「お風呂当番」という先生がいて、入浴指導も行います。女子はドライヤーまでかけてあげるんですよ。

ご飯を残した子も小学生に多かったです。食べ物を粗末にする子も小学生は男女問わずとても多かった印象。逆に中高生は今年は優秀でした。

きゅうりやトマトを食べない(食べられないではない)、野菜を全部残して捨てる、食べるのはお米ととんかつだけ、とか、食べつけないものは残す、などなど。ここでも「お好きなものだけ食べるお食事じゃなくて、栄養補給の時間なんだから、食えないもの以外はちゃんと食べろ!」と叱られていましたし、手をつける前に誰かとシェアするとか、誰かに食べてもらったり、御飯の量を予め減らしてもらうなど、自分でできることを考えてやりなさいという指導を繰り返しました。すると徐々に「ご飯少なめで」「おかず交換しよう」などということがやれるようになってきました。「指導」はとても大事です。

お片付けをしないで遊び回っていて叱られた子もいましたし、手を付けていない食材をゴミだと捨ててしまって宿の方に叱られた子もいます。お部屋の片付けが出来ていなくて叱られた子も。もう、叱られてばかりみたいですね(笑)でも、正直今回はこれが目立ったのです。 

実はこれはとても重要なことで、こういう生活の部分が学習に直接的に影響してきます。だから私達は合宿においてとても生活指導を重視しています。こういう生活上の「基本行動」がきちんと出来ないと成績に反映されないというのは、あの100マス計算で有名な陰山英男先生もおっしゃっていることです。

生活の上で大人に依存している子は、学習態度も「大人依存」です。誰かが教えてくれるのを待っていて、誰かが手を差し伸べてくれるのを待っていて、誰かがなんとかしてくれるのを待っているのです。だから成績が伸びないんですね。自らやろうとしないわけですから。私達は安易な質問をしないようにしなさいと、常々口を酸っぱくして言っています。自分で考えた過程は説明できるように言いますし、考えてもわかりませんでしたと白紙で質問に来るような子はダメなんです。問題文をちゃんと読み込んで、わからないなりに図を描いたり、絵を描いたり、数字を図に書き込んだり、一度考えてから来いと言います。

教えてもらう回数をいくら増やしたところで成績なんてこれっぽっちも伸びません。「成績が伸びないから塾の授業数を増やした」なんてことはナンセンス。授業数を増やしたところで全然伸びません。

必要なのはその時間や労力ではないのです。必要なのは「学習力」をつけること、つまり自分で問題を読み解き、真剣に向き合って知る限りの知識をフル活用して自分なりの解答を出してみること。その上で正解と突き合わせて、間違っていればどこが違い、何が足りなくて、どうすれば正解にたどり着けるのか、次回以降は無駄なく正解にたどり着くためにはどうしたらいいのかを身につけることが「学習」であろうと思います。

ちゃんと消化する時間も必要です。身につかないからと言って、「食べる」量を増やし続け、ガンガン詰め込んでも「吐いて」しまうのが常(汚い例えでスミマセン!)過食は拒食に繋がります。消化できる時間、つまり自分自身で机に向かい、自分自身の勉強をする時間が何より重要。これは、進学校の教員だった私の父の口癖でもありました。進路指導のプロだった父には、自分の勉強をする時間を確保しない奴は絶対上位に行けないと叱られていました。今考えるに、全くそのとおりだったと思いますし、同じ指導をしているのですから血は争えないものだなぁと感じます。

いつまでも、口を開けて親が餌をくれるのを待っている「ヒナ」じゃダメだぞ!と叱られて、ハッと気づいた子もいました。確かにヘルプを求めることはあっていいのですが、「自助努力なし」は「百害あって一利なし」です。

私の口癖、
「考えるのはアンタの仕事だよ!」
というのも、こういうところを自覚させたいがゆえのこと。最後の閉会式でお話したことはそういうことでした。その後、生徒たちが書いた作文には、「自分でやらなきゃ!」という言葉が数々出てきていました。印象には残ってくれたのではないかと思います。

中学生は大変優秀!
なんと、ほぼ全員がノルマを達成。こんなことは合宿の歴史上ありませんでした。去年と同じ教材で、去年より1コマ授業は少ないにもかかわらず、ムードメーカーの子が全体を引っ張ってくれたという印象。やはり受験は団体戦だということが証明されたように思います。後半戦も期待しています!しかも、まあずいぶん楽しそうでした!男子たちもいつも会わない子達が仲良くなっていたりするので、私はニコニコ見守っていました。

高校生も優秀!かなりきついノルマでしたが、最終日の追い上げはすごかったですね。遊びも排除して、黙々と学習に取り組む姿勢は、こちらが逆に驚くほど。今回高校生はアクティビティほぼ無し。最終日の花火程度でしたが、よく頑張ったと思います。

皆、確かに眠くて、体力的にも限界に近かったのだと思います。
しかし、気づいてほしいのです。
こんなに睡眠時間を削って、体力を消耗しながら頑張っても、これくらいしか出来ないんだなということを。だから、直前になって徹夜でやればいいなんてことは愚かであるということを思い知ることができれば、この合宿は成功です。そんなの間に合うわけがないのです。

そして、「物量作戦」じゃダメだということもわかってもらえれば成功。
こんなに「大量」や「長時間」という基準で頑張っても、得られる成果は小さいわけです。もっと頭を使えと、もっと理知的な行動をしろと、そういうことがわかってもらいたいのです。

ノルマが達成できていない子は、一応バスに乗せて帰ってきていますが、「仮帰宅」「エア帰宅」です。本当はバスに乗れないのに、温情で帰宅を許されているということになっています(笑)ですので、本帰宅を目指して、合宿ノルマの続きを今月中に終えられるようにしてくださいという指示を出してあります。ぜひ、足りてない部分を延長戦で頑張ってください。期限は今月中ですが、塾は25日のテスト日で終りますので、ここが期限です。

ーーーーーーーー
帰着が大変遅くなって申し訳ありませんでした。渋滞に巻き込まれ、トイレ休憩などをはさみながら帰ってきたので、2時間延着となってしまいました。お盆休み最後の日曜日でしたので、仕方がないのかもしれませんが。

合宿中、いろいろあったことは、追々また書き連ねていきたいとおもいますが、まずはお疲れ様でした。月曜日は1日勉強しなくてもいいよ、寝てていいよ、と言ってあります。ここでしっかり体力を回復させて、また火曜日から元気に来てくれることを期待しています!