IMG_523023日から25日の連休を使って、北海道・釧路に出張して参りました。同行したのは副塾長吉田と教務主任の佐藤。別行動ですが、お世話になっている中小企業診断士の先生も一緒でした。

そもそもこの話は2つの目的があって、ひとつは当塾で導入している高校生用映像教材の使い方に私が迷ってしまったこと。先々週はその件で横浜の大手塾・中萬学院さんの個別指導教室を見学させて頂いたのですが、あまりにシンプルな使い方に驚き、またウェイトのかけ方の違いにも驚き、何というか、ポカンとしてしまったところ。
 
ならば、逆に使い倒しているところを見学しようということでお願いをしたところ、それは北海道の足寄の公営塾だというので、足寄だろうと陸別だろうと行きまっせということで、人生上、久々の北海道へ行った次第。

もうひとつは、お世話になっている中小企業診断士の先生が、釧路の塾をご紹介下さったところから更にご縁が出来、交流が始まったことで、釧路から桜学舎へご訪問を頂いたので、今度はこちらから表敬訪問。そして、一緒に指導をしているインドの生徒の進捗についての打ち合わせ。 大きな仕事はこの2つでした。

いやぁ。たんちょう釧路空港に着いて、いきなり0℃。寒い。流石北海道です。 
初日は移動日になりましたが、釧路市内を歩いてみて、やはり寒いということが分かりましたし、街の様子も分かってきました。とにかく人が歩いてない!(笑)そして、駅前が中心街じゃない!(笑)

IMG_5246少し街歩きをして、その後少し離れた町の日本料理屋さんで皆さん集合。2泊3日よろしくお願いしますという食事会で終わりました。釧路には「鳥取」という大きな街があります。やはり開拓民の出身地が地名になるという典型なのでしょうね。北広島とかと同じなのだとか。かなり広い地域に「鳥取」があります。学校や神社まで鳥取。

さて、2日目。
駅前から車で一路足寄へ。
さすが釧路。
市街地を出たら、道端に普通にタンチョウがいました! うおぉぉぉ!と感動。数がかなり増えたので、結構珍しいことでもないようです。

車は高速を走って本別まで抜け、そこから下道で足寄まで。以前は「国鉄池北線」「北海道ちほく高原鉄道」というのが走っていたのですが、ご多分に漏れず廃線に。駅はみな「道の駅」になっていました。鉄道がなくなると忘れられてしまうものですね。ずいぶんと寂しい感じになっていました。

IMG_5317目的の足寄は意外にも市街地。普通の住宅街が広がっていました。
見学先の「足寄町学習塾」は公営の無料塾。
足寄高校が一時期入学者32名にまで生徒数が落ち込み、統廃合の話が出たのだとか。そこで入学者を増やすための措置として、足寄高校の生徒なら無料で使えるという塾を作ったところ、生徒数が回復してきたとのこと。今では2/3近い生徒が通って勉強しているのだそうです。

お邪魔してビックリ。実に立派な塾。整った環境。集中空間。スゴイ!
一緒に行った釧路の先生は、「あの田舎で都市化型の教室づくりをしていたことに驚いた」とのこと。確かに! 頼る先生や教材が豊富ではないので、桜学舎と同じ映像教材を徹底利用しているところがよーく分かりました。やり方次第であれが出来るんだ…ということに衝撃。ただただ感心して、驚いて帰ってくる始末。でも、本当にいろいろなことが分かりました。ご無理を言って見学を受け入れていただいてありがとうございました。感謝申し上げます。
 
IMG_5267さて。せっかくなので、その足寄高校も見に行ってみよう!と坂道を登っていくと、向こうからテクテクとキツネが歩いて来ました。何の違和感もなくすれ違い。野良犬の如く、ふつーにすれ違っていきました。
おい!
すげーな北海道!(笑)
足寄高校は歌手の松山千春氏や鈴木宗男代議士が卒業した学校。これまたすげーなー。


IMG_5276帰り道は前日に噴火警戒レベルが2に上がった雌阿寒岳を眺めながら阿寒湖経由で釧路へ帰還。途中、環境省の施設を見学し、マリモの勉強もさせて頂きました。

マリモって本当は丸くならないって話や、阿寒湖の奇跡的な環境の話、自然の話をかなり学び、「今までオレって何にも知らなかったなぁ」という、そういう意味での衝撃は受けました。ヒグマのデカさにも驚きました。こんなん出てきたら怖いなぁと。昔あった有名な獣害事件なんかを思い出し、怖くなりました。出会わないことを祈ります(笑)

帰り道は、お店の方に言われたとおり、4回ほどエゾシカと衝突しそうになる「ザッツ北海道」状態。道のど真ん中にいるんですね。驚きます。4回見かけたときは流石に「多すぎ!」って思いました。

意外に疲れて帰ってきましたが、夜は炉端焼きで温まって語り合う感じ。かなり深い情報交換が出来ました。自然を学びたい高3生に、北海道への進学を勧めるアイデアも浮かんで、棚ぼた。

IMG_52893日目は、いよいよ釧路の先生の塾「月見学道」へ。
元飲食店だというテナントは、カウンターがあって私が好きなタイプの教室。素敵な内装でした。広さといい、明るさといい、羨ましい!

現在、インドに赴任している生徒を、国語は釧路で、算数は上野桜木で教えるという「協業」をしています。人生の中で、まさか釧路の塾と協業するとは思ってもいませんでしたが、ご縁というのは有り難いもので、今回はこれをきっかけに本当に多くの知見を得ることが出来たのです。
 
いやぁ。東京の人間は甘いなと。
いや、東京の子は甘い。
もちろん親も、甘い。
逆に言えば、地方の教育環境は本当に過酷なのかもしれません。当事者たちは実は過酷なことを過酷と認識しておらず、当たり前だと思っているからスタンダードのレベルが高いのかもしれませんね。

実際にその土地に行き、地元の方の話を聞き、実情を知ると、いろんなことを知り、自分が知らなかったことの多さを恥じることもあるものだなぁと思います。釧路市内の先生の塾に、標茶(しべちゃ)や厚岸(あっけし)、鶴居から生徒がやってくるというのは、もう東京の常識では理解が全く出来ません。標茶はJRで1時間の距離ですが、距離にして50キロ。東京から見れば、「成田」「つくば」「平塚」あたりが50キロ圏。驚きです。

雪深い時の通学は厳しいでしょう。塾へはほぼ100%が車での送迎。この時期は路面が凍結しているのでほぼ自転車は無理。それが常識という世界。道東の教育では飽き足らず、十勝へ、また札幌、場合によっては東京へ出るという選択をする方もいるというのは驚きでした。たくましいですし、幼い頃から子供を外へ出すという教育をする方もいるというのは、実は東京なんかよりよっぽどエリート教育を施しているのではないかと思うくらいです。

IMG_5298午前の打ち合わせの後、昼食。
釧路出身の方に勧められた「スパカツ」を。スパゲッティにカツが乗っているというハイカロリー食品(笑)

でも、名物だと言われれば食べます。
有名店の「泉屋」さんへ行って。しっかり食べてきました。教務の佐藤は大盛りを頼んで完食。写真の倍が大盛りです。ギャル曽根さんが来ていたときは、大盛りを2つ食べたそうですよ(笑)

IMG_5311その後、釧路トップの釧路湖陵高校を見て、釧路市内をグルッと見て回り、事情もわかったところで再度月見学道に戻って、今後の打ち合わせ。いろいろなことが決まって、いろいろなことが計画されて、いろいろなお約束をしてきました。まずは一緒に指導している子の合格を目指して、教材云々の打ち合わせがメインでしたが。

日曜日の最終便で羽田へ帰ってきました。
さて、これをどう生かしていったらいいのか。新しいアイデアや、新しい需要、そして新しいコンセプトも思い浮かんできてしまったけど、どれもコレもになると大変なことになるなぁ… でも、全部実現できたとしたら…
 
ぶっちゃけ儲かりはしません(笑)
全然儲からない(笑)
 
でも、多くの人のお役に立てることは間違いないだろうなぁと思います。
さーて、どうするか。
火曜、水曜、木曜と調整休校日。
のんびり考えるとします。

実はこのお休み中に、桜学舎の子が島根の隠岐島前高校の見学に行っていました。こちらは逆に報告を楽しみにしていますが、最近皆活動が活発ですね!

東京にいて、東京のことだけを考えて、東京の子どもたちを教えていると、日本の教育の問題点を全部知っているかのような錯覚に陥り、傲慢になってしまうものだなぁと痛感した釧路行脚。 私ももっと広い視点から教育を考えていかないといけないなぁと改めて思いましたし、恵まれた東京の環境を当たり前だと思ってはいけないなぁとも感じました。

私自身、いい勉強になりました。
釧路の月見先生、お世話になりました!また、ベリタスアカデミーや、取次の教材会社様にも厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!