「うっせーな」
「わかったわかった」
「うざっ!」

まぁ、中学生男子が親御さんに思っていること、もしくは直接口にすることのトップ3ですよね、これ(笑)小学生のうちはまだ素直だった子も、中学に入学した途端に生意気になり、きがつけば親の言うことに口ごたえし、終いには「うざっ!」で終わらせる… 

オマエのほうがウザいわ、ぼけー!
って言いたくなるのが人情ですが、優しい親御さんが多くて、そんなことを言わないんですね。いい親御さんだなぁ、みなさん。私ならコテンパンにやっつけちゃうんですけどね。

ただ、親御さんに一つ気をつけてほしいことがあります。
口出しが早い親御さんは要注意です!

中学生・高校生はモロ思春期。
この頃になると、ある程度自我が目覚め、独立心が強くなります。男の子はお母さんを、女の子はお父さんを拒否しだすお年頃。特に男の子はお母さんと仲良くしていたりすると「マザコンだ」と思われるのではないかという気持ちになります。そんなところを友人に見られ、「マザコン野郎」なんて言われた日には、そりゃもうたまったものではありません。だから、お母さんと一緒に歩く時もちょっと離れて歩いたり、ぶっきらぼうな話し方をしたりするものです。

そんな時に、やることなすこと、
「あれやったの?」
「こっちをやっておかないとダメよ」
「じゃ、こっちはお母さんがやっておいてあげるから」
なんて調子では、もうウザくてウザくて仕方ないわけです。黙ってやらせておけばいいのですが、どうしても先手先手で口を出してしまう親御さん、特にお母さんが時々いますが、結局全部親御さんが面倒してみているので独立心が芽生えず、単なるぶっきらぼうな甘えん坊が生まれる可能性が高いものです。

思春期は付かず離れずの関係。
失敗しても、あくまで結果重視で、途中経過にはあまり口を出さないのが吉。
結局、子どもが「育たたない」ことになってしまいます。自分で自分の責任を取らせる、あまりきれいな言葉でなくてすみませんが、「自分のケツは自分で拭く」ことができる人間に育てていかねばならないと思います。

中学受験生の親御さん向けの本を書いた私ですが、塾生のお母様から「中高生保護者向けの本を書いてください」というリクエストも頂きました。 そういうことを言われるとすぐ調子に乗る私ですので、第2作目も執筆を間もなく始める予定です。中高生保護者向けの本です。がんばります! GW10連休は、これかな??(笑)