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毎年恒例の「集団討論練習会」が、東京私塾協同組合の主催で開催されました。今年も文化学園大学杉並中高さんをお借りしての開催。今回は初の200名を超える参加者となりました。

今年はまた、初の「作文・小論文練習会」が午前中開催となり、1日ですべてを終えるという強行軍ながらも、これだけの人数が集まるというのは、長年この対策に力を入れてきた組合だからこそなのだろうなぁと思います。

毎年、桜学舎の塾長もこの会の「評定委員」を務めていますので、ちょっとこの「集団討論」にはうるさいです(笑) いくつかの都立高校にも訪問した際に、直接校長先生や教頭先生にこの討論の方針をお聞きしていますが(内容ではありませんよ!)、ほとんど間違っていないことは確認しています。また、各学校が発表している「求める生徒像」をちゃんと読めば、一体何がこの推薦試験で試されているのか、ということがある程度理解できるはずです。そういう意味では、狭き門であることは確かですが、実に可能性のある試験だと思っています。

さらには、この集団討論を経験することで、どれだけの「思考力」と、「プレゼン能力」が磨かれるのか、その成長が著しいのか、それを目の当たりに出来るという点においては、これ以上の機会は無いのではないかと思うくらいです。そういう視点を全く失って討論指導をしているところがいかに多いことか…… それは私はとっても憂慮しているところです。全然見当違いの指導をしているところもありますからね。それ、集団討論じゃないじゃん!って。

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今回、塾長が担当したのは第6会場。
生徒たちは結構しんどかったと思います。第1グループは初回だというのに問題が結構難しくて、テーマが絞りきれずに苦戦。しかも緊張もあり、勝手もわからないので、いわゆる「お通夜」状態がありました。

その討論と講評を見ていたにもかかわらず、第2グループが同じような傾向を見せたので、厳しい私は「全員不合格」と、かなりキツく論評しました。推薦試験は一発勝負に来ているし、第一志望なのに、キツくったって、恥ずかしくたって、この一瞬にかけて勇気を振り絞って気合い入れて頑張らなきゃダメだろ!って。何しに来たんだ!って言われて、ハッとしている子達が多かったのが印象的でした。

第3、第4グループはそこを生かして、実に活発な議論がなされて良かったという評価。頑張りました。でも、右も左も分からない状態から、4グループまで、わずか2〜3時間で、こんなにも成長するんだと言われて、一様に皆うなずいていましたし、何より後ろで見学をしていたお父さん・お母さんたちがうなずいていました。ですよね。

現代の中学校では、いろいろな教育が試みられていますが、実は「正しく」自分の意見を伝えたり、発表したり、そして議論をするという教育は、正直余りなされていないと思います。されていたとしても、それが明確な成果としては現れていないのが現状です。それを大きく進めてくれるのがこの集団討論。これは本当に良い試験だと私は思っています。


会が終わった後、何と3人もの子どもが、私のところへ来て、
「自分が駄目だったところを教えて下さい」
「本番に向けてアドバイスを下さい」
「司会に立候補するときに気をつけることはなんですか?」
「もう少し掘り下げたほうがいいとは具体的にどうしたら?」
なんて、素晴らしく積極的な質問をしていきました。初めて会った先生に、メモ帳を片手に質問に来る。まず滅多に見られない現象だと思いますが、それをやっている子がいます。いいですね。こういう子は、たとえ推薦試験でご縁がなかったとしても、ちゃんと一般入試で合格できるタイプの子です。情報は自分で取りに行かないと、口を開けて待っているだけでは得られないものです。

集団討論は第2回が1月にあります。もう一度そこで練習をして、頑張って欲しいと思います。
中学校で練習するから大丈夫!と思っていた生徒も、一度ここでぶっ叩かれて(笑)しっかりした視点を作って欲しいと思います。是非! 

ちなみに、講評の中でお話した内容を知っていた子がいました。後から聞いてビックリしましたが、
「下町塾長会議」
を見てくれていた子なんですね。Youtubeで言ってたことを指摘されちゃった…と。
ありがとう、よく見てくれていたのですね。

他塾の生徒にも面が割れてきた塾長です(笑)
自分の塾の塾生のほうが、塾長のことを知らないのかもね(笑)