マジか!
と、二度見してしまうようなニュースが配信されてきました。

都立高校入試 5教科で出題範囲狭める決定

ですって!
えーーー!?

最近の報道は全く信用なりません(笑)
先日も共同通信の飛ばし記事が問題になり、記事を削除する騒ぎがありましたね。
そうです、リテラシーが重要なので、裏どり、裏どり!
と思って、根っこの「都教委」のホームページを探しました。
ホントかいな!?
って思ったら…

マジだった!(笑)

ホントなんだ…
ということで以下の通りです。引用します。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/release20200611_01.html

除外範囲
国語中学3年生の教科書で学習する漢字
数学中学3年生で学習する内容のうち、次に挙げる内容
〇 三平方の定理
〇 標本調査
英語関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
※ 同様の働きをもつ接触節も出題しない。
社会公民的分野のうち、次に挙げる内容
〇 『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
〇 『私たちと国際社会の諸課題』
理科各分野のうち、次に挙げる内容
〇 第1分野
・ 『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・ 『科学技術と人間』
〇 第2分野
・ 『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・ 『自然と人間』

関係代名詞!
三平方の定理!
公民の政治分野!
運動エネルギー、太陽系と恒星!
えーーー!?

特に関係代名詞って、一切勉強しないで、一体どんな長文問題を出すつもりなんでしょうか?
さらに絶対こんなこと言いだす人がいますよ。

「今年の都立高校入試は簡単だから、塾で勉強しなくても大丈夫!」

試験というものを全然理解していない人の発言ですよね。
試験問題が簡単になれば、試験自体は激戦になります。
分かってますか??
みんなが高得点になるのです。ということは、より一層、

「失敗が許されない」
「1問が命取りになる」

ってことなんです。点差が開かないのですから、1点2点の勝負になるということ。つまり挽回も、逆転も、かなり難しくなるということです。定石どおりにしか決まらない、数字通り、データ通りの結果になるということでもあります。

確かに問題自体は易しくなるでしょう。でも、点数は限りなく高得点で最低点が推移する。
毎年試験を扱っている我々からしたら、地獄でしかありません。

通常、試験というものは60点前後を得点分布の山の頂点になるように作っています。多少違いはあるでしょうし、狙いの違いもあるでしょうが、そうやって平均点の山をどこに持っていくかということを考えて試験って作るものなのですよ。

その平均点の山の頂点が80点台とかになると、試験としてはとても厳しいし、作問として下手くそという評価になりますし、同じく平均点が30点とかになると、誰も解けない問題出してどうするんだよ…という、これも下手くそ評価になります。

もし、問題が易しくなって、高得点勝負になったら、かなりの厳しさになるのでは?
もちろん、平均点の山がそうならないように都立高校も工夫をしてくるのでしょう。そう思いますよ、私は。

だから、「試験が簡単になるから、受験勉強しなくていい、塾に行かなくていい」という理屈にはならないとは思いますよ。でも、そういう主張をする人が出てくるでしょうね… というお話。

いや。恐ろしい。
そもそも中学で関係代名詞を教えないわけではないんでしょうが、試験に出ないとなると、その習得と定着は限りなく低下するでしょうね。三平方の定理然り。そしてこの中3の代の子が、将来にわたって英語や数学で後れをとったり、苦労することが目に見えます。

それはコロナ禍で休校があったから遅れたのではないですよ。試験から外したために、取り組まなかったという子が続出する懸念です。そもそも関係代名詞をまともに理解しないで、英文なんて読めるんですか? あくまで中学では教えるのでしょうね? でも試験には出ない、そういうことと理解しますが。

それぞれのご判断は、各ご家庭です。
教育をどうするのか。勉強させるのか、どうするのか。我々にはどうしろ、こうしろという権利はありません。でも、あくまで一つの見立てとしては、「情勢がどうあれ、通常通りの勉強をきちんとさせた方がいい」と思います。

だってね。
私立中学に行っている子は、既に関係代名詞を習っている子がいるんです。もっと先へ進んでいます。私立中学に進学した子が大勝利ってパターンになりがちです。この年に区立中学に行ったのが運の尽き…なんてことになったら泣くに泣けません。

今こそ、本気できちんと勉強させる必要が出てきましたね。
桜学舎フェスタでお話しする、大きなネタが出来てしまいました!

【桜学舎フェスタ・オンライン】
お待ちしております!
http://ohgakusha.doorblog.jp/archives/52259878.html